選び方・調理法
選び方
粒の大きさが揃っており、表面に自然なツヤがあるものを選ぶ。種皮にしわが寄りすぎているものや、虫食い、割れがあるものは避ける。色は均一な赤褐色から茶褐色のものが良質とされる。
下処理
乾燥豆はたっぷりの水に一晩(8〜12時間程度)浸漬し、十分に吸水させる。その後、新しい水で火にかけ、沸騰したら一度ゆで汁を捨てる「渋抜き」を行う。再度新しい水で、豆が踊らない程度の弱火で、アクを取りながら芯まで柔らかくなるまで40〜60分ほど茹で上げる。
保存方法
乾燥豆は湿気を避け、密閉容器に入れて冷暗所で保存する。茹でた後は、乾燥を防ぐため茹で汁に浸したまま冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に使い切る。長期保存の場合は、水気を切ってラップに包み冷凍保存する。
時期・特徴
国内分布
国内産の大半は北海道(主に上川・網走地方)で栽培されている。輸入品はイギリス、カナダ、中国などが中心である。
時期
乾燥豆および水煮缶、レトルト製品として通年流通している。
栄養
炭水化物(デンプン)とタンパク質を主成分とする。不溶性食物繊維が非常に豊富で、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラル類やビタミンB1も多く含まれている。
特徴
サヤが硬い「硬莢種(こうきょうしゅ)」のエンドウマメを完熟させ、乾燥させたもの。種皮がしっかりとしており、茹でても形が崩れにくく、独特の歯ごたえと芳ばしい風味がある。日本では主に甘味(みつ豆、あんみつ)や和菓子(豆大福)の素材として欠かせない存在である。
品種・由来
- 品種名:赤エンドウ(レッドピース)
- 分類:マメ科エンドウ属
- 学名:Pisum sativum L.
由来
エンドウマメの中で、種皮が赤褐色(茶褐色)をしていることからその名がある。
伝来
エンドウ自体は、9〜10世紀頃に中国を経由して日本へ伝わったとされる。当初は主に穀物(乾燥豆)として利用され、江戸時代には煮豆などで食されていた。
歴史背景
明治時代以降、欧米から多くの品種が導入され、北海道を中心に輸出用や食用としての栽培が本格化した。現在では、特に「みつ豆」や「豆大福」といった日本の伝統的な甘味文化を支える重要な食材として独自の地位を築いている。
備考
「みつ豆」に使われる際は、塩茹でにして甘い蜜との対比(塩味)を効かせるのが一般的である。また、ヨーロッパでは「メープルピース」とも呼ばれ、スープや煮込み料理の具材として利用される。

