エンドウマメ(豌豆)

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選び方・調理法

選び方

さや付きの場合は、全体にふっくらとしてハリがあり、鮮やかな緑色のものを選ぶ。中の豆の形が外からくっきりと浮き出しすぎていないものが、実が硬くなりすぎておらず良質。むき実は、粒の大きさがそろい、表面にツヤがある濃い緑色のものを選ぶ。

下処理

沸騰した湯に塩(湯の量の1〜2%)を加え、豆を投入する。ゆで上がった後、急激に冷ますと豆の表面にしわが寄りやすいため、ゆで汁に浸したまま少しずつ流水を加えて温度を下げるか、ゆで汁ごと冷ますとしわを防ぎ、ふっくらと仕上がる。

保存方法

収穫直後から糖分が澱粉に変化し、風味が落ちるため早めに調理する。さや付きは乾燥を防ぐため新聞紙やポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(目安2〜3日)。長期保存する場合は、硬めに塩ゆでした後、水気を切って密閉袋に入れ冷凍する。

時期・特徴

国内分布

和歌山県(「うすいエンドウ」の産地として有名)、鹿児島県、愛知県、静岡県などで栽培が盛ん。

時期

露地物の旬は4月〜6月頃。ハウス栽培や暖地からの出荷を含めると11月頃から出回り、春先にピークを迎える。

栄養

タンパク質、食物繊維が豊富。ビタミンB1、B2、Cのほか、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンも含む。また、鉄分や亜鉛などのミネラルもバランスよく含まれている。

特徴

利用形態により、若いさやを食べる「サヤエンドウ(キヌサヤ等)」、未熟な種子を食べる「実エンドウ(グリンピース、うすい等)」、さやと豆を両方食べる「スナップエンドウ」、完熟種子を煮豆や餡にする「乾燥エンドウ」に大別される。春の訪れを告げる野菜として、彩りや季節感の演出に欠かせない。

品種・由来

品種

  • 品種名:実エンドウ(うすい、久留米豊)、サヤエンドウ(成駒三十日、絹莢)、スナップエンドウ、乾燥エンドウ(青えんどう、赤えんどう)
  • 分類:マメ科エンドウ属
  • 学名:Pisum sativum L.

由来

「豌豆」の「豌」は、つるが伸びて曲がる様子を意味するとされる。英名の「Pea」は、ギリシャ語の「pisos」に由来する。

伝来

中国へは5世紀頃に伝わり、日本へは9〜10世紀頃(平安時代)に遣唐使らによって持ち込まれたと推定されている。江戸時代には「野良豆」などと呼ばれ、穀物として利用されていた。

歴史背景

原産地は中央アジアから中近東、地中海沿岸。世界最古の農作物の一つであり、古代エジプトの遺跡からも発見されている。19世紀には、修道士メンデルがエンドウマメを用いた交配実験を行い、「メンデルの法則」を発見したことでも知られる。

備考

乾燥させた「赤えんどう」は、みつまめや豆大福の材料として、「青えんどう」はうぐいす餡や煮豆の材料として利用される。また、若い芽と葉を摘み取ったものは「豆苗(トウミョウ)」として流通している。

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