わかめ

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選び方・調理法

選び方

生わかめは色が黒褐色でツヤがあり、肉厚で弾力があるものを選ぶ。湯通し済みのものは鮮やかな暗緑色で、ふにゃふにゃとしていないものが良品。乾燥わかめは、色が均一で光沢があり、乾燥が十分で崩れていないものを選ぶ。

下処理

生わかめ・塩蔵わかめ:塩蔵品はたっぷりの水に5分ほど浸して塩を抜く。生および塩蔵品は、沸騰した湯にさっと通すと瞬時に鮮やかな緑色に変わるため、すぐに冷水に取って色止めをする。

乾燥わかめ:水で約5分、お湯なら約1〜2分で戻る。戻しすぎると食感が損なわれるため注意が必要。

灰干しわかめ:表面の灰を洗い流すように、水の中で数回揉み洗いしてから使用する。

保存方法

生わかめは冷蔵で2〜3日。塩蔵わかめは袋の封を閉じ、冷蔵庫で約2〜3ヶ月保存可能。乾燥わかめは湿気と直射日光を避け、冷暗所で密閉保存する。

時期・特徴

国内分布

岩手県・宮城県(三陸海岸)、徳島県(鳴門海峡)、兵庫県(淡路島周辺)が主要な産地。その他、神奈川県(相模湾)や長崎県など全国の沿岸に分布する。

時期

採取時期は2月〜5月頃。特に初春に採れるものは柔らかく「新わかめ」として珍重される。

栄養

カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富。水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダン、代謝を助けるヨウ素、β-カロテンも含んでいる。

特徴

チガイソ科の褐藻類。中央に太い中助(ちゅうじょ)があり、左右に葉が広がる。産地により特徴があり、外洋の激しい潮流で育つ三陸産は肉厚で弾力が強く、鳴門産はきめ細やかで歯ごたえが良いとされる。根元にあるヒダ状の胞子葉は「めかぶ」と呼ばれ、強い粘り気がある。加熱しすぎると特有の歯ごたえが失われ、とろけてしまうため、調理の最後に加えるのが鉄則。

品種・由来

  • 品種名:ナンブワカメ(北方型)、ナルトワカメ(南方型)
  • 分類:チガイソ科ワカメ属
  • 学名:Undaria pinnatifida

由来

古くは「和布(にぎめ)」と呼ばれており、柔らかい布のような海藻を意味した。若い藻体を食用とすることから「若布(わかめ)」と呼ばれるようになったとされる。

伝来

日本近海、朝鮮半島、中国沿岸に広く自生する在来種。古来より日本の食文化に深く根付いている。

歴史背景

縄文時代の遺跡から発見されるほど歴史が古く、平安時代の『大宝律令』では重要な租税(調)の一つとされた。江戸時代には乾燥品が広く流通し、精進料理や祝い事の席にも欠かせない食材となった。現代では、日本の養殖技術が世界的に高く評価されている。

備考

茎の部分は「茎わかめ」として佃煮やサラダに、根元の「めかぶ」はたたいて粘りを出して食すなど、部位ごとに異なる食感を楽しめる。海外(特に欧米)では、繁殖力の強さから一部で警戒されることもあるが、日本食ブームに伴い健康食材としての認識も広がっている。

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