選び方・調理法
選び方
表面にまぶされた「うぐいす粉(青大豆のきな粉)」の色が鮮やかで、しっとりと均一に付着しているものを選ぶ。餅の両端がピンと尖っており、形が崩れていないものが良品。触った際に餅に適度な弾力と柔らかさが感じられるものが新鮮である。
下処理
特別な下処理は不要。表面の粉が飛び散りやすいため、盛り付けや喫食の際は注意する。時間が経って粉が湿ってしまった場合は、少量のうぐいす粉を茶越しなどで軽く振ると、見た目の美しさと香ばしさが戻る。
保存方法
乾燥を避けるため、1個ずつラップで包むか密閉容器に入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で常温保存する。餅(または求肥)の性質上、冷蔵庫に入れると短時間で硬くなるため避ける。基本的に当日中に食べきるのが望ましい。
時期・特徴
国内分布
全国各地の和菓子店で製造・販売されている。
時期
1月下旬から3月頃にかけての早春。春の訪れを告げる季節菓子として親しまれる。
栄養
主成分は餅米や砂糖、餡由来の炭水化物。原料の青大豆や小豆には、植物性タンパク質、食物繊維、カリウム、サポニン、鉄、亜鉛などが含まれる。
特徴
餡(粒あんまたはこしあん)を餅、あるいは求肥で包み、ウグイスの姿を模して楕円形の両端を尖らせた形状に整え、仕上げにうぐいす粉をまぶした和菓子。うぐいす粉は、熟しても青いままの「青大豆」を原料としたきな粉で、独特の爽やかな香りと淡い緑色が特徴。地域や店によっては、餅にヨモギを練り込んで緑色を強調したり、通常の黄色のきな粉を使用したりする場合もある。
品種・由来
- 品種名:うぐいすもち(鶯餅)
- 分類:菓子類(餅菓子・求肥菓子)
- 学名:―
由来
天正10年代、大和郡山(現在の奈良県大和郡山市)の城主であった豊臣秀長が、兄の豊臣秀吉を招いた茶会において、御用菓子司「菊屋治兵衛」に作らせた菓子が始まりとされる。その形と色を気に入った秀吉が「鶯餅」と命名したという説が有力。
伝来
日本独自の菓子であり、奈良から全国へと広がった。現在でも奈良県大和郡山市の「本家菊屋」では、当時の姿を留めるとされる「御城之口餅(おしろのくちもち)」が看板菓子として受け継がれている。
歴史背景
江戸時代には春を象徴する菓子として広く普及した。明治時代以降も、俳句や和歌における春の季語とともに、庶民の間で親しまれる季節の定番菓子としての地位を確立した。
備考
「御城之口餅」は、うぐいすもちの原型とされる。一般的には求肥を用いることが多いが、伝統的な製法では餅を用いることもある。材料には砂糖、小豆、餅米、水飴、青大豆、寒天などが使用され、保存性を高めるためにトレハロースが加えられることもある。

