かりんとう

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選び方・調理法

選び方

表面の糖衣(蜜)が均一に付着しており、艶があるものを選ぶ。古いものは揚げ油が酸化して特有の油臭がすることがあるため、製造日が新しく、密閉性の高い包装のものを選ぶことが重要である。生地が折れたり、粉々になったりしていないものが良品とされる。

下処理

そのまま菓子として供する。料理のアクセントとして、細かく砕いてアイスクリームやくず餅のトッピング、あるいは和え物の衣に加えることで、特有の食感とコクのある甘味を付与する使い道もある。

保存方法

湿気を極端に嫌うため、開封後は乾燥剤とともに密閉容器に入れ、直射日光や高温多湿を避けて冷暗所で保存する。揚げ菓子であるため、光や空気に触れると油の酸化が進み風味が損なわれる。長期保存には向かないため、開封後は速やかに消費する。

時期・特徴

国内分布

全国。特に東京都(浅草周辺)や兵庫県(姫路市)などが主要な生産地・名産地として知られている。

時期

通年。

栄養

主成分は小麦粉由来の炭水化物と、揚げ油由来の脂質。糖分も多く含まれるため、和菓子の中ではエネルギー量が非常に高い。黒砂糖を使用したものは、精製糖に比べてカルシウム、カリウム、鉄、マグネシウムなどのミネラル分や、モリブデン、セレンといった微量元素を含んでいる。

特徴

小麦粉を主原料とした生地を棒状に成形して油で揚げ、黒砂糖や白砂糖で作った蜜を絡めて乾燥させた、日本の伝統的な揚げ菓子。地域によって特徴が大きく異なり、関東では生地をしっかりと発酵させて太めに作り、硬めの食感に仕上げる「上菓子」的な流れを汲むものが多い。一方、関西では小ぶりで比較的柔らかく、サクサクとした軽い食感に仕上げる傾向がある。

品種・由来

  • 品種名:黒かりんとう、白かりんとう、姫路かりんとう、細揚げ、板かりんとう、野菜かりんとうなど
  • 分類:菓子類(和菓子・揚げ菓子)
  • 学名:―

由来

諸説あるが、表面の蜜の色がバラ科の「花梨(カリン)」の木肌に似ていることから「花林糖」と名付けられたとする説や、食べた際の「カリカリ」という擬音に由来する説などがある。

伝来

奈良時代に遣唐使が持ち帰った唐菓子(かん餅など)が起源とされる説が有力。また、安土桃山時代にポルトガルの宣教師によって伝えられた「南蛮菓子」の製法が、日本独自の揚げ菓子文化と融合して発展したとする説もある。

歴史背景

江戸時代にはすでに庶民の味として親しまれており、特に関西から江戸へ伝わったことで広く普及した。明治8年(1875年)頃、東京・浅草の「うし屋」が洗練された黒砂糖のかりんとうを売り出し、これが現代に続く「江戸かりんとう」のブームの先駆けとなったといわれる。

備考

サツマイモを細切りにして揚げ、砂糖を絡めた「芋けんぴ(芋かりんとう)」は、原料が異なるため厳密には別種の菓子として扱われることが多い。近年では、生地にゴマ、抹茶、ピーナッツ、コーヒー、あるいは唐辛子などのスパイスを練り込んだ多様なフレーバーが展開されている。

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