選び方・調理法
選び方
全体的に固く締まり、ずっしりとした重みがあるもの。鮮やかな黄緑色で、つぼみの先端が茶色く変色したり、黒ずんだりしていないものを選ぶ。茎の切り口がみずみずしく、割れや空洞がないものが良品とされる。
下処理
芯の根元から包丁を入れ、小房に切り分ける。ブロッコリーやカリフラワーと同様に、たっぷりの湯に塩を加えて茹でるか、電子レンジで加熱する。特有のコリコリとした食感を活かすため、茹ですぎには注意する。アクが少ないため、炒め物などにする場合は生のまま調理することも可能である。
保存方法
水分の蒸発を防ぐため、湿らせたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存する。数日以内に使い切れない場合は、小房に分けて硬めに塩茹でし、水気をよく拭き取ってから冷凍用保存袋に入れて冷凍保存する。
時期・特徴
国内分布
北海道、長野県、茨城県などを中心に栽培されているが、近年は需要の増加に伴い、全国各地へと生産が広がっている。
時期
国内での旬は、主に11月〜2月頃の晩秋から冬にかけてとされる。
栄養
ビタミンCが豊富に含まれている。また、食物繊維、カリウム、鉄分などのミネラル類もバランスよく含んでいるとされる。
特徴
カリフラワーの一種で、フラクタル構造と呼ばれる規則正しい幾何学的な円錐形のつぼみが集まった独特の外観を持つ。食感はカリフラワーのようにホクホクとしており、味わいはブロッコリーに似たコクとほのかな甘みがある。
品種・由来
- 品種名:ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、スパイラルなど
- 分類:アブラナ科アブラナ属(カリフラワーの変種)
- 学名:Brassica oleracea var. botrytis
由来
名称の「ロマネスコ(Romanesco)」は、イタリア語で「ローマの」という意味を持ち、イタリアのローマ近郊が発祥であることに由来するとされる。英語圏では「Romanesco broccoli」や「Roman cauliflower」と呼ばれることもある。
伝来
日本には1990年代頃から種子が導入され始めたとされ、当初は珍しい西洋野菜として一部で流通していたが、2010年代以降に一般的なスーパーマーケット等でも広く見かけられるようになった。
歴史背景
16世紀頃にはイタリアで既に栽培されていたという記録が残されていると言われており、ヨーロッパ、特にイタリアやフランスなどでは古くから親しまれてきた伝統野菜の一つである。
備考
その規則的で芸術的な形状から「世界一美しい野菜」「神が創った野菜」と称されることがある。サラダや温野菜のほか、パスタの具材、スープ、シチュー、ピクルスなど、美しい形状と色彩を活かした幅広い料理に利用される。

