選び方・調理法
選び方
緑色が濃く細めでピンと張りがあり、中の豆の形があまりはっきりしていないもので、曲げるとポキンと折れるものが新鮮。しわがあったり黄ばんだもの、しみや斑点があるもの、折ったときに筋の残るものは鮮度が落ちている。また色が白っぽく豆の部分が盛り上がっていたり、曲げて折れないものは熟しすぎていて繊維がかたいのでさける。
下処理
最近は筋のないものも多いが、基本的には筋を取り除き塩ゆでしてから調理する。ゆでる場合は塩ゆでし、手早く水にとると色鮮やかになる。
調理法
下処理したあとに、天ぷら、和え物やおひたし、サラダなどに利用する。塩とこしょうで味つけする炒め物なら、隠し味にひとつまみの砂糖を加えると味がやわらぎ、素材自体の甘味も引き立つ。また下ゆでしたものを煮物の最後に加えて、青みを添えるのにも重宝する。いずれも、歯ごたえと、一種の青臭さが持ち味なので、加熱しすぎないことが大切。
保存方法
風にあたるとしなびてしまうので、ポリエチレンラップで包むか、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
料理名
さやいんげんのバターソテー、さやいんげんのごま和え、さやいんげんの四川風炒め、さやいんげんのベーコン巻き焼き、さやいんげんのサラダ、さやいんげんとひき肉の炒め煮、さやいんげんと春雨の炒め物、さやいんげんのピーナッツ和え、さやいんげんの昆布和え、さやいんげんのトマト煮、さやいんげんとベーコンのスープ煮、さやいんげんのチキンロールなど。
加工品
冷凍品
時期・特徴
国内分布
千葉、鹿児島、北海道、福島、沖縄、茨城、高知、長崎 など。輸入はほとんどがオマーンからで、メキシコからもわずかにある。
時期
栽培法により周年で回る。旬は5~9月。1~3月には輸入物も出回る。
栄養
β-カロテン、ビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維などが含まれている。
特徴
若莢を野菜として食べるいんげんの仲間をさやいんげんと呼んで、豆を利用するものとは区別される。かつては固い筋があり、下ごしらえに両端から少し折って筋を取っていたが、現在は品種改良により、筋なしインゲンと言われ、ほとんどが筋を取らなくても良いほどになっている。
品種・由来
- 品種名:ケンタッキー・ワンダー、尺五寸、どじょう、モロッコ、サーベル、ヒラサヤインゲン など
- 分類:マメ科インゲン属
- 学名:Phaseolus vulgaris
由来
原産地は南米。紀元前5000年ころから栽培されており、中南米の先住民にとってはトウモロコシにつぐ重要な食料。新大陸発見の際にヨーロッパに持ち込まれた。さやいんげんとしてさやごと食べ始めたのはイタリア人といわれ、シチリア島や南イタリアからヨーロッパに広がっていった。
日本には、江戸中期に明から招かれた黄檗山万福寺の開祖・隠元禅師が明から持ち込んだと言われる。これによりいんげん豆と呼ばれるようになった。ほか別名として、年に3度取れることから三度豆や五月ささげ、四季豆、藤豆などがある。明治初期には多くの品種が導入されて栽培が盛んになった。

