選び方・調理法
選び方
表面に張りとツヤがあり、肉の色が均一なものを選ぶ。パッケージ内に「ドリップ」と呼ばれる余分な水分が出ていないものが新鮮である。羊腸を使用したタイプは、表面に弾力があり、指で押した際にしっかりとした押し返しがあるものが良質とされる。
下処理
特別な下処理は不要だが、調理前に80℃前後の熱湯で2〜3分間ボイル(湯通し)すると、肉の脂肪分が溶けてジューシーになり、独特のプリッとした食感が際立つ。焼き調理にする場合も、先に軽くボイルしてから表面を焼き上げると、破裂を防ぎつつ香ばしく仕上がる。
保存方法
開封後は酸化や微生物の繁殖が進みやすいため、ラップ等で密閉して冷蔵庫で保存し、2〜3日を目安に使い切る。長期保存する場合は、1本ずつラップに包んで冷凍用保存袋に入れれば2週間程度保存可能だが、解凍時に食感が多少変化するため、加熱調理(スープや炒め物)に使用するのが望ましい。
時期・特徴
国内分布
全国各地の食肉加工メーカーで製造・流通している。
時期
通年。
栄養
主な栄養素はタンパク質と脂質で、エネルギー源として優秀である。豚肉を主原料とするため、糖質の代謝を助けるビタミンB1やB2が含まれる。加工の過程で食塩や発色剤(亜硝酸ナトリウム等)が使用されるため、塩分の摂り過ぎには留意が必要である。
特徴
塩漬けした挽肉に香辛料を加えて練り合わせ、ケーシング(腸など)に詰めた後、燻煙・ボイルした加熱ソーセージの一種。JAS規格(日本農林規格)では、「羊腸を使用したもの」または「製品の太さが20mm未満のもの」と定義されている。挽き方により、肉の食感が残る「粗挽き」と、滑らかな「細挽き」に大別される。
品種・由来
- 品種名:ウィンナーソーセージ
- 分類:食肉加工品(加熱ソーセージ)
- 学名:なし(原料:Sus scrofa domesticus/豚、Bos taurus/牛など)
由来
オーストリアの首都ウィーン(Wien)の名に由来する。ドイツのフランクフルト出身の職人がウィーンに移住して作り始めたことからこの名がついた。語源については、ラテン語で塩蔵肉を指す「salsus」から「sauce(ソース)」を経て「sausage」になったとする説が有力である。
伝来
1872年に長崎の片岡伊右衛門がアメリカ人から教わり試作したのが始まりとされる。その後、1874年に神奈川県で英国人ウィリアム・カーチスが本格的な製造を開始した。第一次世界大戦後、習志野などの収容所にいたドイツ人捕虜(カール・ヤーンら)から伝わった製法が、日本のソーセージ産業発展の大きな足掛かりとなった。
歴史背景
昭和中期、原材料の肉の質を補い、見た目を鮮やかにするために表面を赤く着色した「赤ウィンナー」が日本独自に発達した。これはお弁当の彩りとして重宝され、「たこさんウィンナー」などの飾り切りの定番として日本の食文化に深く根付いている。
備考
JAS規格による分類:
特級:豚・牛の挽肉のみを使用(結着材料なし)
上級:豚・牛の挽肉に少量の結着材料(澱粉など)を使用
標準:畜肉のほか、魚肉や大豆タンパク等の結着材料を使用
※近年は羊腸を使わない「スキンレスタイプ」も、子供が食べやすいソフトな食感として普及している。

