選び方・調理法
選び方
賞味期限を確認し、パッケージに傷みや膨張のないものを選ぶ。生麺やゆで麺の場合は、麺につやがあり、持った際に適度な弾力が感じられるものが良い。乾燥しているものや、色がくすんでいるものは避ける。
下処理
たっぷりの湯でゆでる。ゆで時間は種類(生、乾、半生、冷凍)や太さによって大きく異なるため、必ず表示を確認する。ゆで上がったら速やかに流水でもみ洗いして表面のぬめりを取り、冷水で締めることでコシが出る。温かいうどんにする場合は、再度湯通しして温める。
保存方法
生麺やゆで麺は冷蔵保存し、表示された期限内に早めに使い切る。乾麺は直射日光、高温多湿、および移り香を避け、常温で保存する。冷凍うどんはマイナス18°C以下で保存し、調理の際は凍結状態のまま沸騰した湯に入れるか、電子レンジで加熱する。
時期・特徴
国内分布
香川県(讃岐)を筆頭に、秋田県(稲庭)、群馬県(水沢)、長崎県(五島)など全国各地で生産・消費されている。
時期
通年
栄養
主成分は炭水化物。食物繊維(ゆで・100gあたり約0.8g)は、同条件のスパゲッティ(約1.5g)や中華麺(約1.3g)に比べてやや少ない傾向にある。粒子が細かく加工された小麦粉を用いるため、胃に滞留する時間が短く、消化吸収が良いのが特徴である。
特徴
小麦粉を原料とする日本の代表的な麺類。JAS(日本農林規格)の「乾めん類品質表示基準」では、機械製麺において断面の長径が1.7mm以上のものを「うどん」と定義している(1.3mm以上1.7mm未満は「ひやむぎ」)。一般に、関東では濃口醤油を用いた色の濃い汁が、関西では淡口醤油や出汁を活かした色の薄い汁が好まれる。
品種・由来
- 品種名:讃岐うどん(香川)、稲庭うどん(秋田)、水沢うどん(群馬)、五島うどん(長崎)、氷見うどん(富山)など
- 分類:麺類(穀類加工品)
- 学名:—
由来
奈良時代から平安時代にかけて中国から伝わった唐菓子の一種「混飩(こんとん)」が語源とされる。これは小麦粉の皮で餡を包んで煮た料理で、のちに「温飩(おんとん)」と呼ばれ、さらに転じて「饂飩(うどん)」になったという説が有力である。
伝来
空海(弘法大師)が唐から讃岐に持ち帰ったという説や、聖一国師が宋から製麺技術を持ち帰ったという説など、諸説あるがいずれも中国からの伝来に端を発するとされる。
歴史背景
古くは寺院の供物や上流階級の特別食であった。江戸時代に入ると都市部に「うどん屋」が登場し、庶民の日常食として普及し始めた。一方で農村部においては、小麦が貴重であったため「ハレの日」の行事食として扱われる地域も多く、明治以降の製粉技術の向上により全国的な日常食となった。
備考
原材料は主に小麦粉(中力粉)、水、食塩。製法には、生地を足で踏みコシを出す「手打ち」、機械で圧延・裁断する「機械製麺」、生地を綯(な)いながら細く延ばしていく「手延べ」などがある。代表的な料理には、かけ、盛り、釜揚げ、煮込み、鍋焼き、焼きうどんなど、温冷問わず多岐にわたる。

