MENU

醤油

Contents

選び方・調理法

選び方

用途に応じて5つの基本分類(濃口、淡口、たまり、再仕込み、白)から選択する。ラベルの「等級(特級など)」や「製造方法(本醸造など)」を確認し、脱脂加工大豆か丸大豆か、添加物の有無(アルコール、糖類等)を好みに合わせて選ぶ。酸化を防ぐ二重構造ボトル入りのものは鮮度が保たれやすい。

下処理

加熱することで香りが立ち上がる(メイラード反応)ため、仕上げに加えることで風味を強調できる。また、肉や魚の生臭みを消す「消臭効果」や、浸透圧による「脱水・味入れ」の効果がある。色が濃すぎる場合は酒や出汁で割って調整する。

保存方法

酸化と直射日光を避けるため、開栓後は必ず冷暗所(冷蔵庫が最適)で密閉保管する。空気に触れると色が黒ずみ(褐変)、風味が劣化するため、1ヶ月程度で使い切るのが理想的である。

時期・特徴

国内分布

全国各地。主な産地として、濃口は千葉(野田、銚子)や香川(小豆島)、淡口は兵庫(龍野)、白醤油は愛知(碧南)、再仕込みは山口(柳井)などが知られる。

時期

通年(寒込みで仕込まれ、1年以上の熟成を経て出荷されるものが多い)

栄養

主な成分は食塩、アミノ酸、糖分。塩分濃度は濃口で約16〜18%、淡口で約18〜19%程度である。グルタミン酸をはじめとするアミノ酸によるうま味、乳酸などの有機酸による酸味、メチオナールなどの芳香成分を豊富に含む。

特徴

蒸した大豆と炒った小麦に麹菌を植え付けた「醤油麹」に、食塩水を加えて発酵・熟成させた液体調味料。メイラード反応による複雑な芳香と深い褐色が特徴。五味(甘・酸・塩・苦・旨)をすべて兼ね備え、食材の持ち味を引き立てる。地域や製造元により、原料比率や熟成期間が異なり、独自の風味を持つ。

品種・由来

  • 品種名:濃口(こいくち)、淡口(うすくち)、たまり、再仕込み、白
  • 分類:発酵調味料
  • 学名:Aspergillus oryzae(麹菌)、Zygosaccharomyces rouxii(酵母)など

由来

古代の調味料「醤(ひしお)」のうち、穀類を原料とする「穀醤(こくびしお)」から滲み出した液汁が発展したものとされる。「醤油」という語の初出は、室町時代の国語辞典『下学集』(1444年)や料理書『厨事類記』に見られる。

伝来

鎌倉時代の僧・心地覚心が宋から和歌山県の興国寺に伝えた「径山寺(きんざんじ)味噌」の製造工程で、桶の底に溜まった液汁が美味であったことから、現在の「たまり醤油」の原型が生まれたという説が有力である。

歴史背景

中国の「醤」が日本独自の気候風土や嗜好に合わせて進化した。江戸時代中期には、江戸近郊の野田や銚子で小麦を多く使用する「濃口醤油」が発達し、握り寿司や天ぷらといった江戸食文化の形成に大きく寄与した。

備考

日本農林規格(JAS)により定義・格付けがなされている。近年では、減塩醤油や、特定の食材(卵かけご飯、ステーキ等)に特化した専用醤油も多く開発されている。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェア頂けると嬉しいです! I would appreciate if you could share!
Contents