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ナタネ油(菜種油)

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選び方・調理法

選び方

一般的に流通している「キャノーラ油」は精製度が高く、無色無臭に近い。一方、伝統的な製法で搾油された「一番搾り」や「焙煎菜種油」は、黄金色で独特の香ばしい風味がある。用途に合わせて、揚げ物用なら精製油、風味を活かすなら圧搾油を選択する。

下処理

耐熱性に非常に優れており、高温での調理に適している。他の植物油と比べて油切れが良いため、天ぷらやフライをサクッと軽く仕上げることができる。精製されたものは癖がないため、ドレッシングから焼き菓子まで、和洋中を問わずあらゆる調理にそのまま使用可能である。

保存方法

酸化安定性は比較的高いが、直射日光と高温多湿を避けた冷暗所で保存する。開封後は酸化による風味の劣化を防ぐため、密栓して1〜2ヶ月を目安に使い切る。

時期・特徴

国内分布

原料種子の自給率は極めて低く、主にカナダやオーストラリアから輸入されている。国内産は青森県、北海道、福岡県などで栽培されており、地産地消のプレミアムな油として流通している。

時期

通年。

栄養

オレイン酸を約60%と豊富に含み、次いでリノール酸、alpha-リノレン酸をバランスよく含む。ビタミンEやビタミンK、植物ステロールも含有する。かつて懸念されたエルカ酸(心臓疾患との関連が疑われた成分)は、品種改良により現在の流通品ではほぼ含まれていない。

特徴

アブラナ科植物の種子から抽出される、日本で最も消費量が多い植物油である。現在流通しているものの多くは、カナダで品種改良された「キャノーラ種」を原料としており、加熱しても酸化しにくく、サラリとした口当たりが特徴。食用以外にも、バイオディーゼル燃料としての利用も注目されている。

品種・由来

  • 品種名:キャノーラ種、キザキノナタネ(国産)
  • 分類:アブラナ科アブラナ属
  • 学名:Brassica napus L. / Brassica rapa L.

由来

「菜の種(アブラナの種子)」から採れる油であることに由来する。カナダ産の品種改良種は「Canola(Canadian oil low acid)」と呼ばれる。

伝来

アブラナ自体は弥生時代頃に中国から伝来したとされる。油脂としての利用は奈良時代から見られるが、食用として広く普及したのは、搾油技術が向上し生産量が増大した江戸時代以降である。

歴史背景

江戸時代には、エゴマ油に代わって灯明用の主力となり、庶民の夜の生活を支えた。同時に「天ぷら」などの揚げ物文化を花開かせた立役者でもある。1970年代にカナダでエルカ酸とグルコシノレートを含まない「キャノーラ種」が開発されたことで、健康面での安全性が高まり、世界的な主流となった。

備考

JAS規格における「サラダ油」の代表格であり、低温でも固まりにくいため、冷製料理にも適している。国内産の菜種油には「非遺伝子組み換え」を売りとした製品も多く、食の安全性を重視する層に支持されている。

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