グラニュー糖

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選び方・調理法

選び方

結晶が均一でサラサラとしており、固まりがないもの。包装に破れがなく、湿気を吸っていないものを選ぶ。高度に精製された食品であり、品質の変化が極めて少ないため、JAS法および食品表示法に基づき賞味期限の表示義務はなく、通常は記載されない。

下処理

ダマがある場合は、シフター(粉ふるい)に通して粒子を細かく整える。製菓において卵白や生クリームに加える際は、数回に分けて投入することで、気泡を壊さず均一に溶かすことができる。

保存方法

吸湿性が高く、周囲のにおいを吸収しやすいため、密閉性の高い容器に入れ、直射日光や高温多湿を避けて常温で保存する。温度変化による結露は固結(塊になること)の原因となるため、冷蔵庫保存は避けるのが望ましい。

時期・特徴

国内分布

原料となるテンサイ(ビート)は主に北海道、サトウキビは沖縄県および鹿児島県(南西諸島)で栽培される。精糖工場は臨海部を中心に全国各地に点在し、通年製造・出荷されている。

時期

通年。

栄養

成分の$99.9%$以上がショ糖(スクロース)であり、水分やミネラル、ビタミン類はほとんど含まれない。純度の高いエネルギー源としての特性を持つ。

特徴

精製糖の中で最もショ糖純度が高く、サラサラとした質感の結晶状の砂糖。上白糖に比べて転化糖(ビスコ)を含まないため、甘さが淡白ですっきりとしており、素材の風味を邪魔しない。加熱しても着色(メイラード反応)しにくいため、焼き色を抑えたい製菓や、飲料(紅茶・コーヒー)に適している。

品種・由来

  • 品種名:グラニュー糖(分蜜糖)
  • 分類:精製糖(車糖に対し「特白糖」等とも呼ばれる)
  • 学名:Saccharum officinarum(サトウキビ) / Beta vulgaris(テンサイ)

由来

英語の「Granulated sugar(粒状にされた砂糖)」が語源。フランス語では「Sucre cristallisé」と呼ばれる。

伝来

明治時代以降、近代的な精糖技術が導入されるとともに普及した。欧米からの食文化流入に伴い、製菓用や卓上用として定着した。

歴史背景

19世紀の産業革命期以降、遠心分離機を用いた精糖技術の確立により、高純度の結晶糖を大量生産することが可能となった。日本では戦後の高度経済成長期を経て、洋菓子の普及とともに一般家庭や飲食店での需要が急増した。

備考

「キャスターシュガー(Caster sugar)」は、通常のグラニュー糖よりもさらに粒子を細かくした製菓用の砂糖を指す。欧米では「Sugar」といえば一般的にグラニュー糖を指すことが多い。

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