選び方・調理法
選び方
香りが強く、色が鮮やかなものを選ぶ。製造メーカーによって配合が異なるため、用途(肉料理、菓子など)に合わせて成分表示を確認するとよい。
下処理
加熱することで香りが立ち上がる。肉の臭み消しとして揉み込むほか、仕上げの振り塩に混ぜる、あるいは揚げ物の衣に加えるなど、加熱の工程に合わせて使い分ける。
保存方法
湿気、直射日光を避け、密閉できる冷暗所(または冷蔵庫)で保存する。香りが飛びやすいため、開封後は早めに使い切る。
時期・特徴
国内分布
全国(主に輸入、または国内での配合製造)。
時期
通年。
栄養
一度の使用量が少ないため、摂取エネルギー等の栄養価は無視できる範囲である。ただし、構成される香辛料には抗酸化作用、消化促進作用、食欲増進効果、殺菌作用などがあるとされる。
特徴
中国料理に欠かせない代表的な混合香辛料。主に肉や魚の臭み消し、香り付けに利用される。基本的にはカホクザンショウ(花椒)、クローブ(丁字)、シナモン(桂皮)の3種に、スターアニス(八角)、フェンネル(ウイキョウ)、チンピ(陳皮)などのうち2種を加えた5種で構成されることが多いが、必ずしも5種類とは限らず、配合比率もメーカーや地域によって多様である。ベトナムなどの東南アジア諸国でも広く普及している。
品種・由来
- 品種名:五香粉(ウーシャンフェン)
- 分類:混合香辛料(ミックススパイス)
- 学名:-
由来
一般的に5種類の香辛料を調合することに由来するが、中国語の「五」には「数種類」や「多い」「複雑な」といった意味が含まれており、「複雑な香りの調味料」を指しているという説も有力である。
伝来
中国から日本へは、中華料理の普及とともに伝わった。戦後、中華料理店が増加し、家庭用の中華調味料が普及する過程で一般にも知られるようになった。
歴史背景
中国では古くから「五行思想」に基づき、五味(酸・苦・甘・辛・鹹)のバランスを整えることが健康に繋がると考えられてきた。五香粉はその考え方を香りで体現した調味料とされる。
備考
成分にスターアニス(八角)が含まれる場合、アニスに似た独特の甘い香りが強く出るため、使用量には注意が必要である。

