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エスカルゴ(水煮缶詰)

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選び方・調理法

選び方

缶体に凹み、膨張、錆がないかを確認する。輸入製品が多いため、ラベルの賞味期限表示を必ずチェックする。乾燥殻が付属しているセット製品の場合は、殻に欠けや割れがないものを選ぶ。

下処理

缶詰は加熱・殺菌済みのため、ザルに上げて水気を切るだけで調理に使用できる。独特の缶詰臭や保存液の香りが気になる場合は、白ワインやブイヨンで軽く煮直すと風味が向上する。殻詰めにする際は、身の水気をよく拭き取ってからガーリックバター(エスカルゴバター)と共に詰め、オーブンで加熱する。

保存方法

未開封時は直射日光を避け、常温で保存可能。開缶後は酸化や劣化が早いため、残った場合は液ごと清潔な密閉容器に移し替えて冷蔵保存し、2〜3日以内に使い切る。長期保存には向かない。

時期・特徴

国内分布

原料となる食用マイマイは主に欧州(フランス、ギリシャ等)やインドネシア、トルコ等から輸入される。国内では三重県などで食用としての養殖が行われているが、流通の主流は輸入缶詰である。

時期

加工品のため通年流通している。

栄養

高タンパク・低脂質でヘルシーな食材である。ミネラル分では銅、マグネシウム、カルシウムを豊富に含み、旨味成分であるタウリンやベタインも含まれている。

特徴

フランス料理を代表する高級食材の一つ。陸棲の巻貝特有の、適度な弾力と歯ごたえが特徴である。身自体は淡泊でクセが少なく、バター、ニンニク、パセリなどの強い風味と相性が非常に良い。缶詰製品には、最高級とされるポマティア種のほか、安価な代用食としてアフリカマイマイ(アチャティーナ)が使用されることもあるが、肉質や風味に差があるため、プロの現場では種類を確認して使い分ける。

品種・由来

  • 品種名:ブルゴーニュ種(リンゴマイマイ)、プティ・グリ、グロ・グリ
  • 分類:柄眼目 ヘリックス科 ヘリックス属
  • 学名:Helix pomatia(ブルゴーニュ種)、Cornu aspersum(旧 Helix aspersa /プティ・グリ)

由来

フランス語でカタツムリ全般を指す「Escargot」に由来する。語源は古フランス語で「殻(escarbot)」を意味する言葉とされる。

伝来

明治時代以降、西洋料理の普及とともに日本へ紹介された。古くは「田舎風」の煮込み料理などもあったが、現在はオーブン焼きが最も一般的である。

歴史背景

古代ローマ時代から食用にされていた歴史があり、修道院などで貴重なタンパク源として養殖も行われていた。元々はブドウの葉を食害する害虫であったが、ブルゴーニュ地方のワイナリーなどで食されるようになり、19世紀以降のアントナン・カレームらによるフランス料理の体系化の中で、美食の象徴としての地位を確立した。

備考

原産地:ヨーロッパ中南部

別称:リンゴマイマイ(ブルゴーニュ種)

※缶詰の「エスカルゴ」表記には、広義のカタツムリが含まれるため、厳密なブルゴーニュ種を求める場合は、原材料欄の学名や種類を確認する必要がある。

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