ナツメヤシ/デーツ

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選び方・調理法

選び方

乾燥品は、果皮に自然なツヤがあり、極端に乾燥して皮が剥がれたり、潰れたりしていないものを選ぶ。表面に白い粉(糖分が結晶化したもの)が吹いている場合があるが、品質には問題ない。

下処理

中に硬い種子が入っている場合は、縦に切り込みを入れて取り出す。製菓や調理に用いる際は、ぬるま湯に浸して柔らかく戻すと扱いやすい。

保存方法

乾燥度が高いものは冷暗所で常温保存が可能。セミドライなど水分の多いタイプや、開封後は酸化と吸湿を防ぐため密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存するのが望ましい。

時期・特徴

国内分布

エジプト、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦などの乾燥地帯からの輸入品が主流。日本国内での経済的な栽培は行われていない。

時期

乾燥品として通年流通している。収穫期は原産地により異なるが、主に8月〜10月頃。

栄養

エネルギー源となる炭水化物(糖質)が主成分。食物繊維、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルや、ポリフェノールを豊富に含む。乾燥工程でビタミンCは失われるが、栄養価の高さから「天然のサプリメント」とも称される。

特徴

ヤシ科の常緑高木「ナツメヤシ」の果実。樹上で完熟し、自然に乾燥が進むため、保存性が非常に高い。肉質は粘りがあり、干し柿やアンコに似た濃厚な甘みが特徴。イスラム圏ではラマダン(断食)明けに最初に口にする食材としても重要視されている。

品種・由来

品種

  • 品種名:マジョール(メジョール)、デグレット・ノウル、サイヤー、ピアロム、ラビ
  • 分類:ヤシ科ナツメヤシ属
  • 学名:Phoenix dactylifera L.

由来

和名は、果実の形状がナツメ(棗)に似たヤシであることにちなむ。英名の「Date」は、果実の形が指に似ていることから、ギリシア語で指を意味する「daktylos」に由来するとされる。

伝来

日本へは明治時代に導入された記録があるが、当時は普及しなかった。近年の健康志向の高まりや、中近東料理の浸透により、ドライフルーツとしての輸入量が急増している。

歴史背景

「最古の栽培植物」の一つ。紀元前6000年頃にはメソポタミアや古代エジプトで栽培されていた形跡があり、旧約聖書に登場する「生命の樹」のモデルとする説もある。

備考

日本のソースメーカー(オタフクソース等)がコクと甘みを出すための隠し味として使用していることで知られる。また、樹液は飲料や砂糖の原料、発酵させて酒(アラック)の原料にもなる。

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