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シナモン

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選び方・調理法

選び方

スティック状(ホール)のものは、巻きが均一で色が明るく、香りが鋭すぎず上品なものを選ぶ。粉末(パウダー)は空気に触れると急速に香りが退化するため、密閉性の高い容器に入った製造日の新しいものを選ぶ。

下処理

スティックはそのまま煮込み料理や飲料に加えて香りを移すほか、手で細かく砕いたり、おろし金で削って使用することもある。加熱しすぎると苦味が出ることがあるため、香りの出方を確認しながら調理する。

保存方法

吸湿性が高く香りが飛びやすいため、気密性の高い容器に入れ、直射日光を避けた冷暗所で保存する。冷蔵庫保存も可能だが、結露によるカビに注意が必要。

時期・特徴

国内分布

スリランカ(セイロンシナモンの主産地)、インドネシア、中国、ベトナムなどからの輸入品が主流。日本国内では、鹿児島県や沖縄県などでわずかにニッケイ(肉桂)が自生・栽培されている。

時期

乾燥品として通年流通。

栄養

精油成分のシンナムアルデヒド(桂皮アルデヒド)を主成分とし、オイゲノールやベンズアルデヒドなどを含む。これらには健胃作用、発汗作用、血行促進作用があるとされ、漢方薬(桂枝、桂皮)や西洋の伝統療法でも重用されている。

特徴

クスノキ科の樹皮を剥ぎ取り、乾燥させたもの。乾燥の過程で自然に丸まり、スティック状(クイル)になる。独特の甘い芳香と、わずかな辛味・渋みが特徴である。一般に「セイロンシナモン」は繊細で上品な香り、「カシア(チャイナシナモン)」は力強く濃厚な香りとされる。

品種・由来

  • 品種名:セイロンシナモン、カシア(シナカシア、チャイナシナモン)、ニッケイ(ニホンシナモン)
  • 分類:クスノキ科クスノキ属
  • 学名:Cinnamomum verum(セイロン)、Cinnamomum cassia(カシア)

由来

英語の「cinnamon」は、ギリシャ語の「kinnamon」を経て、ヘブライ語で「管」を意味する言葉に由来するとされる。

伝来

日本には奈良時代(8世紀)に、鑑真和尚らによって薬物として伝えられたとされる。正倉院宝物の中にも「桂心(けいしん)」として現存している。江戸時代には享保年間に苗木が持ち込まれ、九州地方などで栽培が試みられた。

歴史背景

世界で最も古い香辛料の一つであり、古代エジプトではミイラの防腐剤として利用されていた。旧約聖書や古代ギリシャの記録にも記述があり、かつては金と同等の価値で取引されるほど貴重な貿易品であった。

備考

別名:桂皮(ケイヒ)、肉桂(ニッケイ)、ニッキ。

主な用途:菓子(アップルパイ、シナモンロール)、飲料(チャイ、カプチーノ)、カレー、煮込み料理など。

※カシアに含まれる成分「クマリン」は、過剰摂取により肝機能に影響を与える可能性があるため、日常的に多量摂取する場合は注意が必要とされる。

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