選び方・調理法
選び方
パッケージの賞味期限を確認し、包装に破損がないもの、ドリップ(汁気)が出ていないものを選ぶ。表面にツヤがあり、弾力が感じられるものが良質である。冷蔵ケースで適切に温度管理されていることも重要である。
下処理
そのまま生食が可能である。煮物に使用する場合は、表面の油分が気になる際にさっと湯通し(油抜き)をすると味が染み込みやすくなる。穴の中にキュウリやチーズなどの食材を詰める調理も一般的である。
保存方法
基本的には冷蔵庫(10℃以下)で保存する。開封後は乾燥しやすく傷みやすいため、ラップで密閉して早めに使い切る。おでんなどの加熱調理用であれば、使いやすい大きさに切って冷凍保存も可能だが、解凍後は食感が多少変化(鬆が入る状態)する場合がある。
時期・特徴
国内分布
全国各地で製造されており、地域ごとに特色がある。主なものに、ぼたんちくわ(宮城・青森)、豊橋ちくわ(愛知)、あご野焼き(島根)、豆腐ちくわ(鳥取)、竹ちくわ(徳島)、イワシちくわ(千葉・長崎)、皮ちくわ(愛媛)、白ちくわ(東京)などがある。
時期
通年。
栄養
魚肉を主原料とするため、高タンパク・低脂質・低コレステロールな食品である。筋肉や血液の材料となるアミノ酸バランスに優れる。一方で、製造過程で食塩や調味料が加えられているため、塩分の過剰摂取には注意が必要である。
特徴
魚のすり身を竹や金属の棒に巻き付け、回転させながら焼き上げた水産練り製品。加熱後に芯棒を抜くことで筒状になる。大きく分けて、スケトウダラなどの冷凍すり身を主原料とし生食に向く「生ちくわ」と、グチやエソなどを用い、おでんなどの煮込みに適した「焼きちくわ(冷凍焼き竹輪)」がある。
品種・由来
- 品種名:魚肉練り製品(ちくわ)
- 分類:水産加工品
- 学名:―
由来
古くは「かまぼこ(蒲鉾)」と呼ばれていたが、これは形が植物の「蒲(がま)の穂」に似ていたことに由来する。後に板に盛り付けた「板かまぼこ」が登場した際、それと区別するために、芯を抜いた跡が竹の切り口(輪)に似ていることから「竹輪(ちくわ)」と呼ばれるようになった。
伝来
日本固有の加工食品として発展した。
歴史背景
平安時代の古文書『類聚雑要抄』(1115年)に、祝いの膳の献立として「かまぼこ」の記述があり、これが現在のちくわの形状であったと推定されている。江戸時代以降、白身魚の利用拡大とともに全国へ広まった。
備考
原材料にはスケトウダラ、エソ、イトヨリダイ、ハモ、トビウオ(あご)、サメなどが用いられる。これらに塩、砂糖、デンプン、卵白、みりん、調味料などを加えて練り合わせ、成形・加熱する。笹かまぼこ(宮城)は、竹輪の種(すり身)を手のひらで叩いて笹の葉型にし、串に刺して焼いたもので、歴史的に竹輪と近い関係にある。

