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上白糖

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選び方・調理法

選び方

結晶が白く、しっとりとしていて固まりがないもの。包装に傷がなく、湿気を吸っていないものを選ぶ。高度に精製されており、品質が安定しているため、賞味期限の表示義務はなく、通常は記載されない。

下処理

しっとりとした質感でダマになりやすいため、製菓などで均一に混ぜたい場合は、使用前に指先でほぐすか、粗目のふるいに通すとよい。料理に直接加える際は、そのまま投入しても速やかに溶解する。

保存方法

乾燥すると結晶同士が結びついて硬くなり、湿気が多いとベタつくため、密閉容器に入れて常温で保存する。周囲のにおいを吸着しやすいため、においの強いものの近くを避ける。固まってしまった場合は、食パンの切れ端を一緒に入れるか、霧吹きでごくわずかな水分を与えるとほぐれやすくなる。

時期・特徴

国内分布

原料となるテンサイは北海道、サトウキビは沖縄県および鹿児島県で栽培される。これら国内産原料に加え、オーストラリア、タイ、ブラジルなどから輸入された原料糖(粗糖)を用い、全国各地の精糖工場で通年生産されている。

時期

通年。

栄養

成分の約$97%以上がショ糖(スクロース)で、約1%$程度の転化糖と微量の水分を含む。精製過程でミネラル分はほぼ除去されるため、純粋なエネルギー源としての側面が強い。

特徴

日本で最も一般的で、全砂糖消費量の約半分を占める。製造工程の最後に「ビスコ」と呼ばれる転化糖(ブドウ糖と果糖の混合液)を表面に振りかけるため、グラニュー糖に比べてしっとりとしており、コクのある甘味を持つ。また、転化糖の影響で焼き色がつきやすく、しっとりとした焼き上がりになるため、和菓子やスポンジケーキなどの製菓に適している。

品種・由来

  • 品種名:上白糖
  • 分類:精製糖(車糖)
  • 学名:Saccharum officinarum(サトウキビ) / Beta vulgaris(テンサイ)

由来

精糖工程において、最初の方に取り出される最も質の良い「白い(精製度の高い)砂糖」であることから「上白」の名がついたとされる。

伝来

754年に唐の鑑真が薬として持参したのが最初とされる。その後、江戸時代に国内でのサトウキビ栽培と製糖が奨励され、独自の精糖技術が発展する中で、日本特有の「しっとりとした上白糖」が定着した。

歴史背景

明治以降の近代化により、大規模な精糖工場で安定供給が可能となった。欧米ではサラサラとしたグラニュー糖が一般的だが、日本では煮物などの和食文化と相性の良い、コクと吸湿性のある上白糖が独自の発展を遂げ、家庭用砂糖の主流となった。

備考

砂糖が白く見えるのは、雪や砕いた氷と同様に、細かな結晶が光を乱反射するためである。漂白剤等による着色除去ではなく、精製によって不純物を取り除いた結果の白さである。

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