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ブドウ(ぶどう) Grapes

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選び方・調理法

選び方

果皮に張りがあり、表面が白い粉(ブルーム/果粉)で覆われているものが新鮮。ブルームはブドウ自身の脂質が変化したもので、鮮度を保つ役割がある。軸が太く緑色で、枯れていないものを選ぶ。粒が揃っており、房全体に色が濃く回っているものが良品。品種にもよるが、房を持ち上げたときに粒がポロポロ落ちるものは鮮度が落ちている(脱粒)。

下処理

食べる直前にボウルに水を張り、優しく振り洗いをする。ブルームは無害であり、無理にこすり落とす必要はない。皮ごと食べる品種以外で皮が気になる場合は、軸の反対側(果頂部)からむくと綺麗にむける。

保存方法

水気が付いていると傷みやすいため、洗わずに保存する。一房丸ごとの場合は、湿らせたキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。長持ちさせたい場合は、キッチンバサミで軸を2〜3mm残して粒を切り離し、重ならないように保存容器に入れて冷蔵、または冷凍保存する。

時期・特徴

国内分布

山梨県、長野県、岡山県、山形県、北海道、福岡県など。

時期

ハウス栽培:4月頃〜(デラウェアなど)

露地栽培:7月〜10月頃(巨峰、ピオーネ、シャインマスカット、甲州など)

貯蔵・輸入:11月〜3月頃(晩成種やチリ、アメリカ、オーストラリア産など)

栄養

主成分は吸収されやすいブドウ糖と果糖で、素早いエネルギー補給に適しており「脳の栄養」とも呼ばれる。皮や種には抗酸化作用のあるポリフェノール(アントシアニン、レスベラトロール、タンニンなど)が豊富に含まれるため、皮ごと食べる品種は栄養摂取の面でも効率が良い。

特徴

世界的に最も生産量の多い果実の一つ。日本国内では、生食用として甘みが強く酸味が少ない品種が好まれる。果皮の色によって「黒(紫)系」「赤系」「青(緑)系」に大別される。

黒系:巨峰、ピオーネなど。濃厚な甘みとコクがある。

赤系:甲斐路、デラウェアなど。明るい色味で甘みが強い。

青系:シャインマスカット、マスカット・オブ・アレキサンドリアなど。爽やかな香りと上品な甘みを持つ。

近年は「種なし」で「皮ごと食べられる」品種(シャインマスカットやナガノパープルなど)の人気が高く、生産が増加している。

品種・由来

  • 品種名:

黒系:巨峰、ピオーネ、ナガノパープル、藤稔、キャンベルアーリー、マスカット・ベーリーA(主に醸造用だが生食も可)

赤系:デラウェア、甲斐路、クイーンニーナ、ルビーロマン

青系:シャインマスカット、マスカット・オブ・アレキサンドリア、ナイアガラ、瀬戸ジャイアンツ

  • 分類:

ブドウ科ブドウ属

  • 学名:

ヨーロッパブドウ:Vitis vinifera

アメリカブドウ:Vitis labrusca

日本で栽培される多くの品種は上記2種の交雑種(Vitis labruscana など)。

由来

ペルシャ語の「Budaw(ブーダウ)」やギリシャ語の「Botrys(ボトルス)」が中国に伝わり、音訳されて「葡萄」となり、日本でもその読みが定着したとされる。

伝来

中近東原産のヨーロッパブドウはシルクロードを経て中国へ伝わり、日本には奈良時代頃に伝来したとされる(甲州ブドウの起源には諸説あり)。明治時代に入り、欧米から多くの品種が導入された。当初、雨の多い日本ではヨーロッパ種の栽培が困難だったが、川上善兵衛らにより日本の気候に適した品種改良(マスカット・ベーリーAなど)が進められた。

歴史背景

ヨーロッパでは紀元前よりワイン原料として重要視され、「畑のミルク」とも呼ばれるほど生活に密着していた。日本では仏教と共に薬用樹として広まり、江戸時代には甲州(現在の山梨県)で栽培が定着していた。昭和以降、ジベレリン処理による種なし栽培技術が普及し、生食需要が拡大した。

備考

ヨーロッパ種は噛み切り肉質でマスカット香を持つものが多く、アメリカ種は果肉が柔らかく独特の甘い香り(フォクシーフレーバー)を持つ傾向がある。日本の品種はこの両者の長所を組み合わせたものが多い。

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