選び方・調理法
選び方
つぼみ(花蕾)が隙間なく密集しており、硬く締まっているものを選ぶ。色は濃い緑色が基本だが、冬場は寒さにあたって紫色に変色しているものがある。これはアントシアニン色素が発生したもので、甘みが強い証拠であり良品とされる。
茎は太くて空洞(ス)がなく、みずみずしいものを選ぶ。つぼみが黄色くなっているものは花が咲く直前で、食感・風味が落ちるため避ける。
下処理
つぼみの部分は水を弾きやすく、中に虫や土が隠れていることがあるため、水を張ったボウルにつぼみを浸し、振り洗いをして汚れを落とす。
小房に分ける際は、茎の裏側から包丁で切り込みを入れ、手で裂くようにするとつぼみがバラバラにならずきれいに分かれる。太い茎の外皮は繊維が硬いため厚めに剥き、中の柔らかい部分を拍子木切りや乱切りにして使用する。
保存方法
エチレンガスを放出しやすく、変色(黄化)が早いため、購入後はすぐにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。
長期保存する場合は、固めに塩茹でして水気を切り、小分けにして冷凍保存する。
時期・特徴
国内分布
北海道、愛知、埼玉、香川、長野、長崎など。リレー出荷により通年安定供給されている。
輸入品:アメリカ、中国、メキシコなど
時期
通年流通しているが、本来の旬は11月〜3月。冬のブロッコリーは甘みが強い。
栄養
緑黄色野菜の中でも栄養価は極めて高い。ビタミンCはレモンよりも多く、100g食べれば1日の必要量を摂取できるとされる。その他、植物性タンパク質、β-カロテン、葉酸、ビタミンE、ビタミンK、鉄分、食物繊維も豊富。
近年は、微量成分「スルフォラファン」の抗酸化作用や解毒作用、がん予防効果が注目されている。
特徴
キャベツの仲間で、肥大した花蕾(からい)と花茎(かけい)を食べる野菜。
茹でる調理が一般的だが、ビタミンCやスルフォラファンは水溶性で熱に弱いため、栄養を逃さないためには「蒸し煮」や「電子レンジ加熱」が推奨される。油と一緒に摂取するとβ-カロテンやビタミンKの吸収率が高まる。
2026年度より、国が定める国民生活に欠かせない「指定野菜」に追加された。
品種・由来
- 品種名:ピクセル、グランドーム、おはよう、緑嶺(りょくれい)、シャスター など
※茎ブロッコリー(スティックセニョール):ブロッコリーと中国野菜のカイランを掛け合わせた品種。
- 分類:アブラナ科アブラナ属
- 学名:Brassica oleracea var. italica
由来
イタリア語で「若芽」「萌芽」を意味する「brocco」に由来するとされる。和名では「メハナヤサイ(芽花野菜)」「ミドリハナヤサイ(緑花野菜)」と呼ばれる。
伝来
日本へは明治初期にカリフラワーと共に観賞用として伝来した。食用として本格的に栽培され始めたのは第二次世界大戦後のこと。
歴史背景
古代ローマ時代から食用とされていた歴史の古い野菜。アメリカで改良が進み、世界中に普及した。日本では長らくカリフラワーの方が主流であったが、1980年代の緑黄色野菜ブームや、冷蔵輸送技術の発達により急速に普及し、消費量が逆転した。
備考
茎の部分(芯)は、つぼみ部分よりも甘みが強く、歯ごたえが良い。皮を剥けば美味しく食べられるため、捨てずに使い切ることが推奨される。
