選び方・調理法
選び方
葉先の色が濃い赤紫色(褐紅色)で、根元の緑色とのコントラストが鮮やかなものを選ぶ。全体にふんわりとしていて葉にハリがあり、みずみずしいものが新鮮。
茎の切り口が白く、乾燥や変色(赤茶色)していないものを見る。切り口の直径が10円玉程度の大きさのものが、成長しすぎておらず葉が柔らかいとされる。
下処理
【洗い方】
葉の隙間に土や虫が入り込んでいることがあるため、外葉を外し、溜め水の中で優しく振り洗いをする。
【ちぎり方】
包丁で切ると金属に反応して切り口が赤く変色(酸化)しやすいため、手でちぎるのが基本。冷水(氷水)に短時間さらすと、パリッとした食感が増す。
保存方法
乾燥に非常に弱く、しなびやすい。
芯の切り口を薄く切り落とし、濡らしたキッチンペーパーを当てるか、芯に爪楊枝を数本刺して成長点を壊すと日持ちが良くなる。全体を湿らせた新聞紙やペーパータオルで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。
時期・特徴
国内分布
全国で栽培されているが、季節により産地が移動するリレー出荷が行われている。
冬〜春は福岡県、茨城県、香川県などの平地。夏〜秋は長野県、群馬県などの冷涼な高冷地が主力産地となる。
時期
通年安定して流通している。
本来の旬(露地)は春(4〜6月)と秋(10〜12月)だが、夏場の高原野菜としても重要。
栄養
淡色野菜の結球レタス(玉レタス)とは異なり、β-カロテンを豊富に含む緑黄色野菜に分類される。
β-カロテンの含有量は玉レタスの10倍以上とされるほか、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、鉄分なども玉レタスより多く含まれている。
特徴
結球しない「リーフレタス(葉レタス)」の一種。
葉先が縮れて赤紫色を呈し、根元に向かって鮮やかな緑色になるのが特徴。葉質は非常に薄くて柔らかく、苦味や青臭さが少ないため食べやすい。
サラダの彩りやボリュームアップに使われるほか、韓国料理のサンチュのように焼肉を包んだり、手巻き寿司の具材としても重宝される。
品種・由来
- 品種名:
「サニーレタス」という名称自体が商品名から定着した通称である。
実際の栽培品種としては、「レッドファイヤー」「レッドフォールド」などの「赤リーフレタス」系の品種が多く流通している。
- 分類:キク科アキノノゲシ属
- 学名:Lactuca sativa var. crispa
由来
1971年(昭和46年)、愛知県で「プライズヘッド(Prize Head)」という品種を試作・販売する際、当時の大衆車「日産サニー」の人気にあやかり、また「太陽の恵みを受けて赤く色づいた」というイメージを込めて「サニーレタス」と命名されたとされる(命名者は朝倉昭吉氏と言われる)。これが大ヒットし、赤色のリーフレタスの代名詞となった。
伝来
レタス(チシャ)の仲間は、奈良時代にはすでに「掻きチシャ」として日本に伝わっていた(現在のサンチュに近いもの)。
「サニーレタス」のような洋食用のリーフレタスが一般家庭に普及したのは、サラダ文化が定着し始めた1970年代以降である。
歴史背景
導入当初は「赤色=傷んでいる、古くなっている」という消費者の誤解を受け、全く売れなかったという。しかし、上記のネーミング変更や、洋食文化の浸透、栄養価(緑黄色野菜)の高さが認知されるにつれ、急速に食卓へ普及した。
備考
別名:アカチリメンチシャ(赤縮緬萵苣)、レッドレタス
英語名:Red Leaf Lettuce, Red-tip Leaf Lettuce
※「Sunny Lettuce」は和製英語的な側面が強いが、日本由来の品種として通じる場合もある。
日本独自の分類では、結球するものを「レタス(玉レタス)」、結球しないものを「サニーレタス」「サラダ菜」「リーフレタス」等と呼び分けるのが一般的。
