選び方・調理法
選び方
葉の緑色が鮮やかで、先までシャキッと張りがあるものを選ぶ。茎は細く、色が淡い緑色でツヤがあるものが良品とされる。茎が曲がりすぎていたり、切り口が乾燥して変色しているものは避ける。
下処理
根元を切り落とし、ボウルに張った水の中で振り洗いして土を落とす。一般的な西洋セロリ(スープセロリ等を除く)に比べて茎が細く柔らかいため、筋取りをする必要はほとんどない。香りを活かすため、加熱調理の際は手早く火を通すのがコツである。
保存方法
乾燥に非常に弱いため、湿らせたキッチンペーパーなどで根元を包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存する。香りが飛びやすいため、2〜3日を目安に使い切る。使い切れない場合は、刻んで冷凍保存し、そのままスープや炒め物の香り付けに使用できる。
時期・特徴
国内分布
静岡県、長野県、愛知県、福岡県などが主な産地。都市近郊の農家でも栽培される。
時期
ハウス栽培により一年中流通しているが、本来の旬は気温が下がり始める秋から春にかけて。
栄養
β-カロテン、ビタミンB1、B2、Cなどのビタミン類に加え、カルシウムや鉄、食物繊維を豊富に含む。特有の強い香りはアピインやセリネンといった成分によるもので、精神を安定させるリラックス効果や、食欲増進を助ける働きがあるとされる。
特徴
中国で品種改良されたセロリの一種。西洋セロリに比べて茎が細く、空洞があるのが特徴。香りが非常に強く、シャキシャキとした食感がある。中国料理では欠かせない食材であり、炒め物、スープ、餃子の具材などに幅広く用いられる。
品種・由来
- 品種名:キンサイ(スープセロリ、山芹菜、クンツァイ)
- 分類:セリ科オランダミツバ属
- 学名:Apium graveolens L. var. secalinum Alef.
由来
和名の「キンサイ」は、中国語の「芹菜(チンツァイ)」が転訛したものとされる。また、その繊細な姿から「金菜」の字が当てられることもある。
伝来
セロリの原産地は地中海沿岸とされるが、中国へ伝わったのちに独自に改良され、現在の細い形になった。日本へは、文禄・慶長の役の際に加藤清正が朝鮮半島から持ち帰ったという説があり、そのため「清正ニンジン」という別名で呼ばれることもある。
歴史背景
古代ギリシャやローマでは食用よりも薬用や魔除けとして用いられていた。中国では「芹」として古くから親しまれ、唐代には既に栽培されていた記録がある。日本において一般的に普及したのは、中国料理の広まりとともに需要が高まった昭和時代以降のことである。
備考
西洋セロリ(Apium graveolens L. var. dulce)とは同種だが、変種の関係にある。香りがより強く、東洋のハーブとしての側面が強い。
