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オカヒジキ Saltwort

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選び方・調理法

選び方

全体に色が鮮やかで、みずみずしい緑色のものを選ぶ。茎の切り口が新しく、葉の先までピンとして弾力があるものが良質とされる。育ちすぎたものは茎が太く硬くなり、食感が損なわれている場合があるため、なるべく若く柔らかいものを選ぶのが望ましい。

下処理

主に若い茎葉を食用とする。沸騰した湯に塩を加え、1〜2分程度さっとゆでる。ゆですぎると独特のシャキシャキとした歯ごたえが失われ、色も褪せてしまうため注意が必要である。ゆであがり後はすぐに冷水に放ち、色止めをすることで鮮やかな緑色を保つことができる。

保存方法

乾燥に弱いため、湿らせた新聞紙などで包むか、ポリ袋に入れて密閉し、冷蔵庫の野菜室で立てて保管する。鮮度の低下が早いため、購入後は2〜3日以内を目安に早めに使い切るのが理想的である。

時期・特徴

国内分布

主な産地は山形県で、特に置賜地方を中心に古くから栽培が行われてきた。近年では福岡県や静岡県などでも栽培されており、全国的に流通している。かつては各地の海岸砂地に自生していたが、開発などにより野生個体は減少傾向にあるとされる。

時期

露地栽培の収穫時期は4月から8月頃にかけてで、最も風味や食感が良くなる旬は5月から7月とされる。現在はハウス栽培も行われており、年間を通じて安定した供給がなされている。

栄養

β-カロテン、カルシウム、カリウム、ビタミンK、食物繊維などを豊富に含む。100gあたりの含有量で比較すると、β-カロテンは小松菜に、カルシウムは牛乳に匹敵、あるいはそれを上回る量が含まれているとされる。

特徴

葉は細長く円柱状で多肉質、松葉のような形状をしている。名前に「ヒジキ」とあるが海藻ではなく、陸(おか)に生えるヒジキに似た草であることが名前の由来である。クセのない淡白な味わいと、加熱しても損なわれにくい特有の歯ごたえが最大の特徴とされる。

品種・由来

  • 品種名:オカヒジキ(別名:ミルナ、水松菜)
  • 分類:ヒユ科(旧アカザ科)オカヒジキ属
  • 学名:Salsola komarovii

由来

海岸の砂地に自生する様子や、形状が海藻のヒジキに似ていることから「オカヒジキ(陸ひじき)」の名が付いたとされる。

伝来

日本在来の植物であり、古くから各地の海岸に自生していたものを食用として採集していた。

歴史背景

江戸時代にはすでに食用として認識されており、当時の農書にも記述が見られる。栽培の歴史については、元和年間(1615年〜1624年)に最上川を航行する船が庄内地方から種子を持ち込み、山形・米沢付近の庄屋が栽培を始めたのが発祥という説が広く知られている。古くは「飢饉の際の救荒植物」としても重宝された歴史を持つ。

備考

1980年代以降、健康志向の高まりとともに山形県の伝統野菜として注目され、全国の市場へ出荷されるようになった。

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