選び方・調理法
選び方
表面に傷や茶色い変色がなく、果皮に張りがあるもの。手に持った時にずっしりと重く、実が硬いものが良品。
皮が白〜クリーム色の「白色種」と、緑色の「緑色種」がある。白色種はクセが少なく柔らかいため漬物やサラダ向き、緑色種はやや肉質がしっかりしており、炒め物や煮物向きとされる。
下処理
皮が硬い場合はピーラーでむく(若い実や緑色種の一部は皮ごと調理可能)。縦半分に切り、中の種を取り除く。
※調理の際、果肉から出る粘液(アク)により、人によっては手の皮がむけたり荒れたりする場合がある。気になる場合は、調理前に手に油を塗るか、手袋をして作業するとよい。粘液は水で洗えば落ちる。
保存方法
乾燥と低温に弱いため、新聞紙やキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室(または冷暗所)で保存する。比較的日持ちする野菜だが、長く置きすぎると実の中で種が発芽したり、水分が抜けてしなびたりするため、早めに使い切る。
時期・特徴
国内分布
鹿児島県、宮崎県、高知県、沖縄県などの暖地が主な産地。生命力が強く栽培が容易なため、関東以南の家庭菜園などでも見られる。
時期
10月〜11月頃。霜が降りると枯れてしまうため、晩秋までの短い期間に出回る。
栄養
90%以上が水分で低カロリー。カリウムやビタミンC、パントテン酸、食物繊維などをバランスよく含む。
特徴
熱帯アメリカ原産のウリ科野菜。洋ナシのような形をしており、1株から100個以上も収穫できるほど多収であることから「千成瓜(センナリウリ)」の別名を持つ。
味は淡白でクセがなく、生食ではシャキシャキ、加熱するとホクホクとした食感の変化を楽しめる。油との相性が良く、煮崩れしにくいため、和洋中あらゆる料理に活用できる。原産地では、肥大した根(塊根)もイモのように食用にされる。
品種・由来
- 品種名:白色種、緑色種
- 分類:ウリ科ハヤトウリ属
- 学名:Sechium edule
由来
1917年(大正6年)にアメリカから鹿児島県に持ち込まれ、栽培が広まったことから、薩摩隼人(さつまはやと)にちなんで「隼人瓜(ハヤトウリ)」と名付けられた。
伝来
日本へは1917年にルースという人物によって鹿児島へ導入されたのが最初とされる。当初導入されたのは緑色種で、後に白色種も導入された。
歴史背景
原産地はメキシコ南部から中米にかけての地域。アステカ帝国の時代から栽培されていた歴史ある野菜。世界中の熱帯・亜熱帯地域で普及しており、フランス料理では「クリストフィーヌ」、中南米では「チャヨテ」の名で親しまれている。日本では九州などの暖地を中心に、古くから漬物用野菜として定着している。
備考
種は果実の中に1つだけあり、熟すと果実の中で発芽する(胎内発芽)性質がある。種も柔らかい若いうちは食べることができるが、通常は取り除いて調理する。
