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アイスプラント Ice plant

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選び方・調理法

選び方

葉や茎の表面にある透明な粒(塩嚢細胞)が潰れずにしっかりとしていて、キラキラと輝いているものを選ぶ。葉に厚みと張りがあり、みずみずしいものが良品。変色していたり、しなびているものは避ける。

下処理

表面の粒が食感と塩味のポイントであるため、ゴシゴシ洗わず、ボウルに溜めた水で優しく振り洗いをして汚れを落とす。根元が硬い場合は切り落とし、適当な大きさに手でちぎるか包丁で切る。

保存方法

乾燥に弱いため、湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋や保存容器に入れて冷蔵庫(野菜室)で保存する。低温(5℃以下)では低温障害を起こして溶ける場合があるため、冷やしすぎに注意し、2〜3日を目安に使い切る。

時期・特徴

国内分布

佐賀県が主要産地(日本での栽培発祥地)。その他、静岡県、長野県、山梨県など。植物工場での水耕栽培も行われているため、産地は広がりつつある。

時期

通年流通しているが、露地栽培やハウス栽培の旬は11月~6月頃。高温多湿に弱いため、真夏は流通量が減る傾向にある。

栄養

β-カロテン、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを含む。特筆すべき成分として、血糖値を下げる働きが期待される「ピニトール」や、脂質代謝に関わるとされる「ミオイノシトール」などの機能性成分を含んでいる。

特徴

ハマミズナ科の植物で、葉や茎の表面が「塩嚢細胞(えんのうさいぼう)/ブラッダー細胞」と呼ばれる水泡状の突起で覆われているのが最大の特徴。この細胞に塩分を隔離・蓄積する性質があるため、食べるとほのかな塩味がする。葉は肉厚で、生で食べるとシャキシャキ、プチプチとした独特の食感が楽しめる。加熱すると少しとろみが出る。

品種・由来

  • 品種名:アイスプラント
  • 分類:ハマミズナ科メセンブリアンテムム属
  • 学名:Mesembryanthemum crystallinum

由来

葉の表面にあるキラキラした塩嚢細胞が、凍った氷の結晶(Ice)のように見えることから「アイスプラント」と名付けられた。フランス語では「フィコイド・グラシアル(Ficoïde glaciale)」と呼ばれる。

伝来

原産地は南アフリカのナミブ砂漠。ヨーロッパでは古くから食用とされていたが、日本へは佐賀大学が塩害対策作物として研究導入したことがきっかけで、2006年頃から「バラフ」の商品名で市場出荷が始まった。

歴史背景

本来は砂漠などの過酷な環境に適応した植物(吸塩植物)である。日本では当初、塩類集積土壌の浄化などの目的で研究されていたが、その食感と栄養価が評価され、高級野菜としてフレンチやイタリアンのシェフに注目され広まった。

備考

産地や生産者によって様々な商標(ブランド名)で流通している。

主な例:「バラフ」(佐賀県)、「プッチーナ」(佐賀県・民間企業)、「ソルトリーフ」(各地)、「クリスタルリーフ」(静岡県)、「シオーナ」(滋賀県)など。

これらは基本的に同じ植物種(あるいは選抜系統)である。

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