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ナマズ Japanese catfish

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選び方・調理法

選び方

活魚で購入するのが理想的である。体がぬめりに覆われ、皮膚に傷がなく、目が澄んでいるものを選ぶ。触れた際に力強く暴れるものが鮮度が良い。死んでいる(あがり)の場合は、エラが鮮紅色で、身に張りがあるものを選ぶ。

下処理

淡水魚特有の泥臭さを除くため、清水で数日から1週間ほど「泥抜き」を行う。調理直前には、大量の塩で揉み洗いするか、熱湯をさっとかけて表面の白いぬめりを包丁でこそげ落とす。また、顎口虫(がっこうちゅう)などの寄生虫のリスクがあるため、刺身などの生食は厳禁であり、中心部まで十分に加熱する必要がある。

保存方法

下処理をしてぬめりと内臓を除いた後、水気を完全に拭き取り、ラップで密閉して冷蔵する。鮮度落ちが早いため、当日か翌日には調理する。長期保存する場合は、切り身にして急速冷凍する。

時期・特徴

国内分布

現在は北海道、沖縄、小笠原諸島を除く日本全国の河川、湖沼、水田、用水路などに広く分布する。主な産地は埼玉県(吉川市)、滋賀県、佐賀県、熊本県など。

時期

旬は春から夏。水温が上がり活動が活発になる時期で、産卵前の個体は特に身が充実している。冬は泥中で越冬するため、漁獲量が減り身も痩せる傾向にある。

栄養

高タンパクで、淡水魚としては比較的脂質も含む。不飽和脂肪酸のEPA(IPA)やDHA、ビタミンB1、B12、ビタミンD、Eが豊富である。消化吸収が良いため、古くから病後の滋養強壮に良い食材とされてきた。

特徴

鱗がない滑らかな体表と、口の周りにある長いひげ(成魚は2対4本)が特徴。身は透明感のある美しい白身で、クセがなく上品な味わいを持つ。熱を通すとふっくらと柔らかくなり、鶏肉やアンコウに近い食感とも評される。皮には独特の旨味とゼラチン質があり、焼き物や揚げ物にすると風味が引き立つ。

品種・由来

  • 品種名
  • 品種名:マナマズ(ニホンナマズ)
  • 分類:ナマズ目ナマズ科ナマズ属
  • 学名:Silurus asotus

由来

皮膚が滑らかであることから「滑(なめ)」に、魚を表す語尾「ず」が付いたとする説や、頭が大きいことから「生頭(なまず)」となったとする説などがある。漢字の「鯰」は、中国では別の魚を指すが、日本では「念(ねばり)」のある「魚」として作られた国字である。

伝来

日本在来種。元来は西日本を中心に分布していたが、江戸時代中期頃から食用や放流目的の移入により、関東や東北地方へと分布を広げたと考えられている。

歴史背景

古くから身近なタンパク源として親しまれ、安土桃山時代の献立にも登場する。江戸時代には浮世絵(鯰絵)の題材となるなど文化的な馴染みも深い。近年、ウナギの代用魚としての研究(近畿大学による「ナマズの蒲焼」など)が進み、養殖技術の向上とともに再び注目を集めている。

備考

近縁種には、琵琶湖固有種の「ビワコオオナマズ」や、食用として非常に美味とされる「イワトコナマズ」がある。代表的な料理には、天ぷら、唐揚げ、蒲焼き、たたき揚げ、ナマズ汁(味噌汁)などがある。

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