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ココナッツミルク Coconut milk

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選び方・調理法

選び方

缶詰や紙パックの場合、容器に凹みや傷、不自然な膨らみがないものを選ぶ。原材料名を確認し、添加物(乳化剤や増粘剤)の有無を用途に応じて使い分けるのが望ましい。無添加のものは脂肪分が分離して固まりやすいが、品質に問題はない。また、製品によって脂肪分(ココナッツエクストラクト)の含有量に差があるため、濃厚さを求める場合はパーセンテージの高いもの、または「ココナッツクリーム」と表記されたものを選ぶ。

下処理

脂肪分と水分が分離していることが多いため、開封前に容器をよく振るか、開封後にボウル等に移してホイッパーで均一に混ぜてから使用する。加熱調理の際、強火で長時間沸騰させると分離してボソボソとした食感になることがあるため、仕上げに加えたり、弱火でゆっくりと温めたりするなどの工夫が必要である。冷凍品を使用する場合は、流水または冷蔵庫で自然解凍してから攪拌する。

保存方法

未開封のものは直射日光を避け常温で保存可能。開封後は酸化が進みやすく、缶の金属成分が溶け出す恐れがあるため、必ず別の清潔な密閉容器(ガラス瓶やプラスチック容器)に移し替えて冷蔵保存し、2〜3日以内に使い切る。使い切れない場合は、製氷皿などに入れて小分けにし、冷凍保存すると約1ヶ月程度は品質を維持できる。

時期・特徴

国内分布

原料となるココヤシは、日本では沖縄県や小笠原諸島などで一部栽培・自生しているが、流通しているココナッツミルクのほとんどはタイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムなどの東南アジア諸国からの輸入製品である。

時期

輸入の加工品(缶詰、紙パック、冷凍)が主流であるため、年間を通じて安定して流通している。

栄養

牛乳と比較して脂質が非常に多く、炭水化物が少ないのが特徴。脂質の主成分は中鎖脂肪酸(特にラウリン酸)であり、摂取後に素早くエネルギーとして代謝されやすく、脂肪として蓄積されにくい特性を持つとされる。カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも含まれる。

特徴

ココヤシの成熟した果実の殻の内側にある白い固形胚乳を削り取り、水を加えて絞り出した液体である。濃厚な甘い香りとコクがあり、東南アジアや南太平洋諸国の料理には欠かせない食材。タイカレーなどの煮込み料理、トムヤムクンなどのスープ、タピオカミルクやプリンといったデザートまで幅広く利用される。乳製品を含まないため、ヴィーガン料理や乳アレルギー対応の代用ミルクとしても重宝される。

品種・由来

  • 品種名:ココヤシ(果実:ココナッツ)
  • 分類:ヤシ科ココヤシ属
  • 学名:Cocos nucifera

由来

ココヤシの種子の内側にある固形胚乳(ココナッツ)から抽出される白い液体が、見た目や用途において動物性の乳(ミルク)に似ていることから「ココナッツミルク」と呼ばれるようになった。

伝来

古くから東南アジアやポリネシアの熱帯地域で重要な栄養源として利用されてきた。日本には明治以降に知識として伝わり、戦後のエスニック料理の普及や、近年の健康志向・多様な食文化の浸透に伴い、一般家庭やレストランで広く普及した。

歴史背景

ココヤシは「生命の木」とも呼ばれ、果実、葉、幹のすべてが利用される。ココナッツミルクは、かつては各家庭で胚乳を削って絞り出す自家製が主流であったが、現在は衛生的に加工された缶詰やパック製品が世界的に流通し、品質の安定化が進んでいる。

備考

原産地:熱帯アジア、ポリネシア

※ココナッツの中にある透明な液体「ココナッツウォーター」とは、抽出方法も風味も全く異なる別の食品である。

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