選び方・調理法
選び方
表面がなめらかで均一な白色をしており、爽やかな酸味の香りがするものを選ぶ。離水(ホエイの分離)が過度に進んでいないものが良質とされる。用途に応じ、脂肪分や安定剤の有無を確認して選択する。
下処理
特になし。ただし、温かい料理(煮込みやスープ)に加える際は、急激な温度変化で分離することがあるため、少量の煮汁でのばしてから加えるか、仕上げの直前に火を止めてから加えるのが望ましい。
保存方法
要冷蔵。開封後は空気中の雑菌に触れやすいため、清潔なスプーンを使用し、容器の縁を綺麗に保つ。酸化や乾燥を防ぐため、密閉して早めに使い切る。冷凍保存は組織が崩れ、離水するため不向きである。
時期・特徴
国内分布
全国的に流通。北海道をはじめとする酪農の盛んな地域で、大手乳製品メーカーから小規模な牧場まで幅広く製造されている。
時期
通年。
栄養
脂質を多く含み、エネルギー源として優れている。乳酸菌発酵により、カルシウムやタンパク質が一部分解・吸収されやすい形になっている。ビタミンAやB群も含まれる。
特徴
生クリームを乳酸菌で発酵させた乳製品。日本では乳等省令において「発酵クリーム」に分類されることが多い。適度な酸味と脂肪分による濃厚なコクがあり、組織は粘り気のあるペースト状から半固形。チーズとは異なり凝乳(レンネット等による凝固)工程を経ないのが一般的。料理の仕上げに添えることで、油脂の重さを酸味が和らげる効果がある。
品種・由来
- 品種名:サワークリーム
- 分類:発酵クリーム(乳製品)
- 学名:-
由来
英語の「Sour(酸っぱい)」と「Cream(クリーム)」を組み合わせた名称。その名の通り、クリームを乳酸発酵させて酸味を持たせたことに由来する。
伝来
明治時代以降の西洋料理の普及とともに日本へ導入された。特にロシア料理(ボルシチ等)や中欧・東欧料理に欠かせない「スメタナ」が、日本国内ではサワークリームとして定着・代用されてきた経緯がある。
歴史背景
中欧、東欧、ロシアなどで古くから親しまれてきた。伝統的には生クリームを室温で放置し、自然に付着している乳酸菌で発酵させて作られていた。現在は、殺菌した生クリームに特定の乳酸菌を接取して工業的に生産されるのが主流である。
備考
代表的な用途:ボルシチ、ベイクドポテトのトッピング、チーズケーキ、ディップソースなど。
