選び方・調理法
選び方
色が白く、表面がなめらかで艶があるものを選ぶ。容器の中で水分(ホエイ)が分離していたり、変色やカビが見られるものは避ける。開封後はカビが生えやすいため、使い切れるサイズを選ぶのが望ましい。
下処理
冷蔵庫から出した直後は硬いため、調理に使用する際は室温に戻して柔らかくするか、ゴムベラなどで練って滑らかにしてから使用する。ダマ(塊)が残ると口当たりや仕上がりに影響するため、丁寧に行う。
保存方法
乾燥とカビを防ぐため、切り口をラップで密閉し、冷蔵庫で保存する。冷凍すると組織がボソボソになり滑らかさが損なわれるため、基本的に冷凍保存には向かない。開封後は賞味期限にかかわらず、極めて早めに(数日〜1週間程度で)使い切る。
時期・特徴
国内分布
アメリカ、オーストラリア、日本(北海道など)。
世界中で製造されているが、日本国内ではフィラデルフィアなどの有名ブランドをはじめ、国産品も多く流通している。
時期
通年
栄養
製造過程でクリームを添加するため、他のチーズに比べて水分と脂質が多く、高エネルギーである。タンパク質は少なめだが、脂溶性のビタミンAが豊富に含まれる。塩分は比較的少ない傾向にある。
特徴
熟成させないフレッシュタイプのチーズ。きめが細かく、バターのように滑らかな組織を持ち、豊かなミルクのコクと程よい酸味がある。熟成チーズ特有の癖がないため、製菓(チーズケーキなど)や料理、サンドイッチのスプレッド、ディップソースなど幅広く利用される。
日本の乳等省令等の規格では明確な定義はないが、国際的には脂肪分33%以上、水分55%以下などの基準が設けられていることが多い。
品種・由来
- 品種名:
クリームチーズ
- 分類:
ナチュラルチーズ(フレッシュタイプ)
- 学名:
—
由来
1872年、アメリカ・ニューヨーク州の乳製品加工業者ウィリアム・ローレンスが、フランスの「ヌーシャテルチーズ」の製法を再現しようとした際、誤ってクリームを過剰に入れてしまったことで偶然誕生したといわれる。
伝来
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歴史背景
前述のウィリアム・ローレンスの偶然の発明により誕生した後、1880年には「フィラデルフィア」というブランド名で発売され、アメリカ全土、そして世界中へと広まった。「フィラデルフィア」という名は、当時アメリカで最高品質の食品が集まるとされていた地名にあやかったものとされる。
日本での普及は戦後、チーズケーキの材料やパンに塗る食材として定着した。
備考
一般的な製造方法は、生乳にクリームを加えて脂肪分を高め、殺菌・冷却した後、乳酸菌とレンネット(凝乳酵素)を加えて発酵・凝固させる。できたカード(凝乳)を加熱・撹拌し、ホエイ(乳清)を分離した後、塩や安定剤を加えて練り上げ、容器に充填する。
