MENU

ラッキョウ(辣韮) Japanese Scallion / Chinese Onion

Contents

選び方・調理法

選び方

泥付き

芽が伸びておらず、全体に硬く締まりがあるもの。粒の大きさが揃っているものが望ましい。表面が乾燥しすぎていない、湿り気のある泥がついたものは鮮度が良い。

洗い

表面に白く艶やかな光沢があり、傷や変色がないもの。芽が出始めているものや、緑色に変色しているものは風味が落ちるため避ける。

下処理

泥を落とす:泥付きの場合はボウルで揉み洗いし、薄皮を剥きながら汚れを落とす。

切り落とし:洗ってから根と茎を切り落とす。

注意:先に切ってから洗うと切り口から水が入り、漬けた際にカビや軟化の原因となるため、必ず「洗ってから切る」手順を守る。

湯通し:熱湯に10秒ほどくぐらせて殺菌し、水気を完全に飛ばしてから漬け込み作業に入る(漬物にする場合)。

保存方法

泥付き:新聞紙などに包み、風通しの良い冷暗所で保管。成長が早いため、入手後は数日以内に加工するのが望ましい。

洗い:ポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室へ。日持ちしないため、即日または翌日には調理・加工を行う。

時期・特徴

国内分布

主産地は鳥取県(鳥取砂丘)と鹿児島県(南薩摩エリア)。砂地での栽培に適しているため、海岸沿いの砂丘地帯に産地が多い。

その他:宮崎県、徳島県、福井県(三年子)など。

時期

5月〜6月

鹿児島など温暖な地域から出荷が始まり、鳥取などの本州産へと続く。

3月〜4月頃には若採りの「エシャレット」が出回る。

栄養

フルクタン:水溶性食物繊維の一種。含有量は野菜の中でもトップクラスとされる。

硫化アリル(アリシン):特有の香り成分。ビタミンB1の吸収を助ける働きがある。

サポニン、カリウム、ナイアシンなど。

特徴

ユリ科(ネギ科)特有の強い刺激臭と辛味を持つ。

加熱しても食感が残りやすいため、甘酢漬けや塩漬けなどの保存食に最適である。

生食では辛味が強いため、下処理で辛味を抜くか、若採りのもの(エシャレット)や島らっきょうなどが用いられる。

品種・由来

  • 品種名:らくだ、玉らっきょう、八房(やつぶさ)など
  • 分類:ヒガンバナ科ネギ属(※旧分類ではユリ科)
  • 学名:Allium chinense

由来

中国語名の「辣韮(ラ・キュウ)」が転訛したとされる。「辣」は辛い、「韮」はニラを意味し、ニラに似た辛味を持つことに由来する。

伝来

原産は中国。紀元前より栽培されていたとされる。日本への渡来時期は諸説あるが、平安時代には既に薬用として定着していた記録がある。

歴史背景

古くは「薤(らっきょう/かい)」と呼ばれ、漢方薬(薤白)として利用されていた。食用として広く普及したのは江戸時代中期以降とされる。保存性が高いため、参勤交代の際の携帯食としても重宝されたと言われている。

備考

エシャレット(根らっきょう):ラッキョウを土寄せして軟白栽培し、若いうちに収穫したもの。フランス料理の「エシャロット(ベルギー・エシャロット)」とは別種であるため混同に注意が必要。

島らっきょう:沖縄県独自の品種。小ぶりで細長く、香りと辛味が強い。塩漬けのほか、天ぷらや炒め物(チャンプルー)にも適する。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェア頂けると嬉しいです! I would appreciate if you could share!
Contents