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モッツァレラチーズ Mozzarella

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選び方・調理法

選び方

パック入りの場合は製造日が新しく、賞味期限に余裕があるものを選ぶ。保存液(浸漬液)が濁っておらず、透明に近い状態のものが鮮度が良いとされる。指で軽く押した際に、適度な弾力と張りを感じるものが良質である。また、水牛乳製(ブーファラ)は cow milk 製に比べて希少で、より濃厚なコクがあるため、用途に合わせて原材料を確認する。

下処理

生食する場合は、食べる15〜30分前に冷蔵庫から出して室温に戻すと、ミルクの甘みと香りが引き立ち、食感も柔らかくなる。加熱調理やサラダ(カプレーゼ等)に用いる際は、仕上がりが水っぽくなるのを防ぐため、キッチンペーパーなどで表面の水分をよく拭き取る。料理によっては、あらかじめスライスしてザルに上げ、軽く水気を切っておく手法も取られる。

保存方法

非常に鮮度が落ちやすいため、開封後は即日使い切るのが理想である。残った場合は、必ずパック内の保存液に浸した状態で容器に入れ、密閉して冷蔵保存する。保存液を捨ててしまった場合は、微量の塩を加えた水で代用できるが、風味は損なわれやすい。冷凍保存も可能だが、解凍後は独特の繊維状の食感が損なわれるため、加熱調理専用(ピザやグラタン等)として使用する。

時期・特徴

国内分布

原産は南イタリアのカンパーニア州だが、現在は北海道を中心に日本国内の酪農地帯でも質の高いフレッシュモッツァレラが製造されており、全国的に流通している。

時期

年間を通じて流通している。

栄養

他の熟成チーズと比較して水分量が多く、100gあたりのカロリーや塩分は控えめである。良質なタンパク質とカルシウムを豊富に含み、脂溶性ビタミンであるビタミンAや、代謝を助けるビタミンB2も含有する。消化吸収が良いため、子供や高齢者の栄養補給にも適している。

特徴

「パスタ・フィラータ」と呼ばれる独自の製法で作られるフレッシュチーズである。凝固した乳(カード)に熱湯を加えて練り上げ、引き伸ばすことで、独特の弾力ある組織が生まれる。加熱すると非常によく伸び、クセのない穏やかな酸味とミルクの芳醇な風味が特徴である。

品種・由来

  • 品種名:モッツァレラ・ディ・ブーファラ(水牛乳製)、フィオル・ディ・ラッテ(牛乳製)
  • 分類:ナチュラルチーズ(フレッシュタイプ)
  • 学名:―

由来

イタリア語で「引きちぎる」を意味する動詞「mozzare(モッツァーレ)」に由来する。熱湯の中で練り上げたチーズの塊を手作業で一口サイズにちぎり分ける、伝統的な成形工程そのものが名称となった。

伝来

日本には1970年代以降、イタリア料理の普及とともに輸入が始まった。1990年代の「カプレーゼ」や「マルゲリータピザ」の流行により、家庭用としても広く一般に浸透した。

歴史背景

古くから南イタリアで水牛乳を原料に作られてきた。水牛は元々アジア原産だが、12世紀頃にイタリアへ導入されたという説がある。かつては保存性が低いため生産地周辺でしか消費されない希少なチーズであったが、冷蔵技術と輸送網の発達により、世界中で親しまれるようになった。

備考

一口サイズのものは「ボッコンチーニ」、さらに小さいものは「チェリーサイズ(チリエジーナ)」と呼ばれる。

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