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ミョウガ Japanese Ginger

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選び方・調理法

選び方

全体にふっくらと丸みがあり、先端まで身が締まっているものを選ぶ。赤紫色の発色が鮮やかで、艶があるものが良品。先端から白い花弁が出ているものや、触ってフカフカと柔らかいものは、中が空洞になっていることが多く、風味が落ちているため避ける。

下処理

土や汚れを洗い流す。薬味にする場合は繊維に沿って千切り、あるいは輪切りにし、冷水にさっとさらしてアクを抜く。水にさらしすぎると特有の香り成分や栄養が流出してしまうため、短時間(数十秒〜1分程度)にとどめるのがポイント。加熱調理の場合は水にさらさずそのまま使用することもある。

保存方法

乾燥に弱いため、湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫(野菜室)で保存する。または、保存容器に水を張り、ミョウガ全体が浸かるようにして冷蔵保存するとシャキッとした食感を保てる(水は2〜3日おきに変えること)。長期保存の場合は、刻んでから冷凍するか、甘酢漬けなどの加工を行う。

時期・特徴

国内分布

高知県が圧倒的な生産量を誇り、国内流通の大半を占める(ハウス栽培による通年出荷)。露地物や地域特産としては、秋田県、奈良県、群馬県などが知られる。

時期

ハウス栽培により通年流通しているが、露地物の旬は夏から秋。

  • 夏みょうが(早生):6月〜8月頃。やや小ぶりで柔らかい。
  • 秋みょうが(中生・晩生):8月〜10月頃。大ぶりで身が締まり、色も濃い。

栄養

カリウムや食物繊維を含む。特有の爽やかな香りは精油成分の「α-ピネン」によるもので、食欲増進や消化促進、発汗作用などが期待される。また、皮の赤色はポリフェノールの一種「アントシアニン」であり、酸に触れると鮮やかな赤色に発色する性質を持つ。

特徴

ショウガ科の多年草で、日本原産の香味野菜。「花みょうが」は土から顔を出した花のつぼみ部分(花穂)を指す。また、光を遮って軟白栽培した若芽は「みょうがたけ」と呼ばれ、春先の高級食材として扱われる。シャキシャキとした食感と独特の芳香、ほろ苦さが持ち味で、日本の食卓における代表的な薬味の一つ。

品種・由来

  • 品種名:夏みょうが、秋みょうが(特定の品種名より収穫時期での区分が一般的)
  • 分類:ショウガ科ショウガ属
  • 学名:Zingiber mioga

由来

名前の由来には諸説あるが、釈迦の弟子である周利槃特(しゅりはんどく)の故事が有名である。物忘れの激しい彼が自分の名前すら忘れてしまうため、名札を背負わせていたが、彼の死後、その墓から見慣れぬ草が生え、「名を荷う」ことに因んで「茗荷」と名付けられたとされる。

伝来

日本列島を含む東アジアの一部に自生しており、有史以前から存在していたとされる。野菜として栽培・利用しているのは日本だけといわれている。

歴史背景

古い記録では、3世紀の中国の歴史書『魏志倭人伝』に、日本にある植物として「蘘荷(みょうが)」の記述が見られる(ただし「滋味を知らず=食べ方を知らない・食べていない」と記されている)。平安時代の『延喜式』には栽培や漬物としての利用が記されており、古くから親しまれてきた食材である。

備考

「ミョウガを食べると物忘れする」という俗説は、前述の周利槃特の伝説に由来する迷信であり、医学的な根拠はない。むしろ香り成分には脳を刺激し、集中力を高める作用があるともいわれている。

ことわざ「親に似ぬ子は茗荷の子」は、ミョウガが根(地下茎)ではなく花穂を食べる性質から、または見た目の意外性から生まれた言葉とされる。

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