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ホウレンソウ Spinach

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選び方・調理法

選び方

葉の緑色が濃く鮮やかで、肉厚で張りがあるものを選ぶ。葉先がピンとしており、乾燥していないものが新鮮。茎は太すぎず、適度な太さで弾力があるものが良い。根元の切り口がみずみずしく、根の赤い部分の色が鮮やかなものは甘みが強い傾向にある。育ちすぎて茎が長いものや、葉が黄色く変色しているものは避ける。

下処理

根元の内側に土が溜まりやすいため、根元を広げるようにして流水でよく洗う。生食用の品種以外は「シュウ酸(アク)」を含むため、たっぷりの湯に塩を加えて茹で、冷水にさらしてアクを抜くことが重要。茹でる際は、根元に十文字の切り込みを入れると火の通りが均一になり、土も落ちやすくなる。茎を先に入れて一呼吸おいてから葉を入れると良い。

保存方法

乾燥に弱いため、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に「立てて」保存する。横にするとエネルギーを消耗し傷みやすくなる。長期保存する場合は、硬めに茹でて水気を絞り、使いやすい大きさに切って冷凍保存する。

時期・特徴

国内分布

全国各地で栽培されているが、主な産地は埼玉県、群馬県、千葉県、茨城県などの関東近郊。夏場は北海道や岐阜県、長野県などの冷涼地(高冷地)が中心となる。

時期

通年流通しているが、本来の旬は冬(11月〜2月)。冬の寒さに当たると甘みと栄養価が増す。

栄養

「緑黄色野菜の王様」とも呼ばれ、非常に栄養価が高い。β-カロテン、ビタミンC、B群、E、K、葉酸などを豊富に含む。特に鉄分やマンガンなどのミネラルも多い。旬の冬採れと夏採れではビタミンCの含有量に大きな差がある(冬の方が多い)。鉄分は植物性の「非ヘム鉄」であるため、動物性タンパク質やビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まる。

特徴

西アジア原産で、世界中で食べられている葉野菜。大きく分けて、葉が薄くギザギザして根が赤い「東洋種」と、葉が丸く肉厚な「西洋種」がある。現在は両者の長所を組み合わせた「交配種(一代雑種)」が主流。

寒さに当たると糖度を上げて凍結を防ぐ性質があり、これを活かした「ちぢみほうれん草(寒締めほうれん草)」は冬場の人気食材である。また、アクが少なく生食できる「サラダほうれん草」も流通している。

品種・由来

  • 品種名:

交配種(F1):現在の主流。クロノス、オシリス、ソロモン など多数。

東洋種:山形赤根、治郎丸(じろうまる)など。味が良いがとう立ちしやすい。

西洋種:ビロフレー、ミンスターランドなど。

その他:ちぢみほうれん草(朝霧など)、サラダほうれん草。

  • 分類:

ヒユ科ホウレンソウ属

(旧分類ではアカザ科)

  • 学名:

Spinacia oleracea

由来

和名の「ホウレンソウ」は、中国での呼び名「菠薐(ホリン)」に由来する。「菠薐」はペルシャ(あるいはネパールの地名)を指すとされる。

伝来

東洋種は江戸時代初期に中国から長崎に伝来し、「唐菜(からな)」とも呼ばれた。西洋種は江戸時代末期から明治時代に欧米から導入されたが、土臭さが馴染まず普及しなかった。昭和に入り、東洋種と西洋種の交配が進み、現在の食味が良く栽培しやすい品種が定着した。

歴史背景

原産地はカスピ海南西部のコーカサス地方からイラン周辺とされる。7世紀頃に中国へ伝わり、ヨーロッパへは11世紀以降にムーア人を介してスペインへ伝わったとされる。日本ではお浸しなどの和食に使われるほか、バター炒めなどの洋食にも欠かせない食材となっている。

備考

通常のホウレンソウに含まれるシュウ酸は、カルシウムの吸収を阻害したり結石の原因となることがあるため、必ず茹でこぼして水にさらしてから調理する(サラダ用として改良された品種を除く)。

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