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フキ(蕗) Butterbur / Giant Butterbur

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選び方・調理法

選び方

茎(葉柄)が太すぎず、親指程度の太さで全体に均一なものを選ぶ。緑色が鮮やかで、うぶ毛が残っているものは新鮮な証拠。

手に持ったときにしなりがなく、ピンとしていて重みがあるものが良品。切り口が黒ずんでいるものや、中心に空洞がある品種(愛知早生など)の場合は、その空洞が黒く変色しているものは避ける。

下処理

鍋に入る長さに切り揃え、まな板の上で塩を振って手のひらで転がす(板ずり)。これにより色が鮮やかになり、皮が剥きやすくなる。

塩がついたまま、たっぷりの熱湯で3〜5分ほど(太さによる)茹でる。

冷水に取って冷まし、端から皮(筋)を丁寧に剥く。皮は全周きれいに取り除く。

※アク(苦味や渋み)が強いため、茹でた後はしばらく水にさらしておくとよい。

保存方法

生のままでは鮮度が落ちやすいため、購入後はすぐに下茹でするのが望ましい。

下茹でして皮を剥いたものを保存容器に入れ、全体が浸かるように水を張って冷蔵庫で保存する。毎日水を替えれば数日間は保存可能。

時期・特徴

国内分布

愛知県が全国シェアの約半数を占める最大の産地。次いで群馬県、大阪府、千葉県など。野生種(山ブキ)は全国の山野に自生する。

時期

愛知早生などの栽培種は10月頃から出回るが、最盛期は春(3月〜5月)。

天然物の「山ブキ」は3月〜6月頃が旬。

栄養

95%以上が水分でカロリーは低い。カリウム、食物繊維を含む。

特有の香りや苦味は、ポリフェノール類(クロロゲン酸、フキノール酸など)によるもので、抗酸化作用が期待される。

※微量の天然毒素(ピロリジジンアルカロイド類)が含まれるとされるが、一般的なアク抜き(茹でこぼし・水さらし)を行うことで大幅に低減し、美味しく安全に食べられる。

特徴

日本原産の野菜で、食用にするのは地上に伸びた「葉柄(ようへい)」の部分。地下にある茎(根茎)は有毒な場合があるため食べない。

シャキシャキとした独特の歯触りと、春を感じさせる芳香、ほろ苦さが特徴。

市場に流通する「愛知早生」は葉柄の中が空洞で柔らかく食べやすい。一方、野生の「山ブキ(水フキ)」は中が詰まっており(または空洞が狭く)、香りと香りが強いが下処理に手間がかかるため、通好みの食材とされる。

品種・由来

  • 品種名:愛知早生(市場の主流)、水フキ(山ブキ)、秋田フキ(大型種)
  • 分類:キク科フキ属
  • 学名:Petasites japonicus

由来

「フキ」の名の由来は、冬に黄色い花(フキノトウ)が咲くことから「冬黄(フユキ)」が転じた説や、葉が柔らかく紙の代わりに尻を拭いたことから「拭き(フキ)」となった説など諸説ある。

伝来

日本原産。平安時代の『本草和名』にも記載があり、古くから日本人の生活に密着していた植物。野菜として栽培・普及したのは江戸時代以降とされる。

歴史背景

日本独特の野菜であり、海外では薬用(ペタサイト)として利用されることはあるが、野菜として茎を煮て食べる習慣はあまりない。

北海道や東北地方の一部に自生する「秋田フキ(ラワンブキ)」は高さ2m、太さ10cmにも達し、砂糖漬けなどの加工品や、秋田民謡「秋田音頭」の傘代わりの歌詞でも知られる。

備考

「キャラブキ(伽羅蕗)」は、フキを醤油や酒、砂糖で濃い茶色(伽羅色)になるまで煮詰めた佃煮のこと。保存食として親しまれている。葉の部分もアク抜きをして細かく刻めば、佃煮として美味しく食べられる。

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