選び方・調理法
選び方
葉先までピンとハリがあり、緑色が濃く鮮やかなもの。葉肉が厚く、持ったときにずっしりと重みを感じるものが良品とされる。根元の切り口が白くみずみずしいものを選び、茶色く変色しているものは避ける。
下処理
葉が重なり合っているため、根元を切り落としてから1枚ずつ剥がし、流水でよく洗う。水分をしっかり切ることで、ドレッシングの絡みが良くなる。加熱調理の場合は、火の通りを均一にするため、厚みのある芯の部分と葉の部分を分けて切り分けるとよい。
保存方法
乾燥に弱いため、濡らしたキッチンペーパーで根元を包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存する。玉レタスよりも比較的日持ちするが、数日以内に使い切るのが望ましい。
時期・特徴
国内分布
主な産地は長野県、茨城県、千葉県、北海道など。冷涼な気候を好むため、夏場は長野県や北海道などの高冷地からの出荷が中心となる。
時期
ハウス栽培や産地リレーにより通年流通している。露地栽培の旬は、初夏(5月〜6月)および秋から初冬(10月〜12月)にかけて。
栄養
一般的な玉レタス(結球レタス)と比較して栄養価が高く、β-カロテンは約2倍、ビタミンC、葉酸、ビタミンK、カリウムなども豊富に含まれる。また、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれている。
特徴
「立ちチシャ」の一種で、白菜のように縦に長い半結球性のレタス。葉肉が厚く、シャキシャキとした力強い食感と、ほのかな苦味、甘味を併せ持つ。加熱しても食感が崩れにくいため、炒め物やスープ、お浸しなど幅広い調理が可能。特にシーザーサラダには欠かせない食材として、業務用・家庭用ともに需要が高い。
品種・由来
- 品種名
ロメインレタス、コスレタス、レッドロメイン、ミニロメイン
- 分類:キク科アキノノゲシ属
- 学名:Lactuca sativa L. var. longifolia
由来
「コスレタス」の名称は、原産地とされるエーゲ海の「コス島」に由来するという説や、アラビア語でレタスを意味する「khus」からきたという説がある。「ロメイン」は「ローマの」という意味で、ローマ人がこのレタスを好んで食べたこと、あるいはローマを経由して西欧へ広まったことに由来するとされる。
伝来
日本には明治時代に導入されたが当時は普及せず、1970年代後半からアメリカの食文化の流入とともに再導入された。1990年代以降、イタリア料理やカフェ文化の普及に伴い、シーザーサラダの定番食材として一般的に認知されるようになった。
歴史背景
地中海沿岸原産。古代エジプトの壁画にもそれらしき植物が描かれており、非常に古くから食用とされてきた。1924年、メキシコのティファナにあるレストラン「シーザーズ・プレイス」の店主シーザー・カルディーニが、手元にある材料で即興で作ったサラダ(シーザーサラダ)にこのレタスを用いたことが、世界的な普及の大きな契機となった。
備考
シーザーサラダの名称は考案者の名にちなむものであり、古代ローマのジュリアス・シーザー(カエサル)との直接の関連はない。
