選び方・調理法
選び方
果皮の色が鮮やかな橙黄色(オレンジ色)になり、全体にハリと重量感があるものを選ぶ。果皮に薄緑色が残っているものは未熟。表面の角(突起)が折れておらず、鋭く保たれているものが新鮮である。
下処理
表面に鋭い突起があるため、扱う際は怪我をしないよう注意する。半分に切り、中のゼリー状の果肉を種ごとスプーンですくい出して使用する。種はキュウリの種のように柔らかいため、そのまま食べることができる。
保存方法
未熟なものは常温(15〜20℃前後)で追熟させる。果皮の緑色の筋が消え、完全にオレンジ色になったら食べ頃となる。寒さに弱く、冷蔵庫に入れると低温障害を起こして傷みが早まるため、食べる直前の1〜2時間前に冷やす程度にするのが望ましい。
時期・特徴
国内分布
流通の主流はニュージーランドやアメリカ(カリフォルニア)からの輸入物であるが、国内でも愛媛県や沖縄県などの温暖な地域で僅かながら栽培されている。
時期
輸入物は産地をリレーして周年流通するが、主な入荷時期は1月〜6月(ニュージーランド産)と8月〜12月(アメリカ産)。国産品は夏から秋にかけて出回る。
栄養
カリウムやマグネシウムなどのミネラル分を豊富に含む。特にカリウムはスイカよりも多く、体内の余分な塩分の排出を助けるとされる。また、マグネシウムや食物繊維、ビタミンB群の葉酸やパントテン酸などもバランスよく含んでいる。
特徴
ウリ科キュウリ属の果実で、和名は「ツノニガウリ」。鮮やかな緑色のゼリー状果肉と、ライムやバナナ、キュウリを合わせたような爽やかな香りが特徴。甘味は非常に控えめで、わずかな酸味がある。サラダのドレッシングやデザートのソース、カクテルの素材など、彩りと食感を活かした料理に用いられる。
品種・由来
- 品種名:キワノ(ツノニガウリ)
- 分類:ウリ科キュウリ属
- 学名:Cucumis metuliferus E. Mey. ex Naudin
由来
「キワノ(Kiwano)」は、ニュージーランドの企業(現在のEnzafruit社)が1980年代に世界市場へ展開する際に登録した商標名である。果肉の様子がキウイフルーツ(Kiwi)に似ていたことから命名されたとされる。
伝来
アフリカ熱帯地域(カラハリ砂漠周辺)が原産とされる。1900年代初頭にオーストラリアやニュージーランドに持ち込まれ、その後アメリカやイスラエルなどで栽培が広まった。日本には1980年代後半から輸入フルーツとして紹介されるようになった。
歴史背景
アフリカの乾燥地帯では、古くから貴重な水分補給源として野生種が利用されてきた歴史がある。現在流通しているものは、ニュージーランドで商業用に品種改良されたものがベースとなっている。
備考
植物学的にはキュウリの近縁種であり、果実の風味にもその特徴が色濃く現れている。低カロリーでミネラル豊富なことから、欧米ではヘルシーなフルーツとして定着している。
