選び方・調理法
選び方
銀色の光沢があり、身に透明感が残っているものが新鮮。腹が割れていない、身がつぶれていないものを選ぶ。においは生ぐささが少なく、潮の香りが立つ程度が目安。稚魚(シンコ/コウナゴ)は特に鮮度落ちが早いので、購入後はできるだけ早く(遅くとも当日中)に加熱調理する。
下処理
稚魚は基本的に下処理不要で、そのまま釜揚げ、天ぷら、釘煮(くぎ煮)などに使える。成魚は軽く水洗いして砂や汚れを落とす(鱗は目立たない)。加熱して食べるのが一般的で、生食を行う場合は鮮度管理に加え、魚介類の生食に伴う寄生虫リスクを踏まえて取り扱う。
保存方法
生のままの長期保存には向かない。購入後は氷温帯(冷蔵)で乾燥を避け、当日中に加熱するのが基本。保存する場合は、釜揚げ・佃煮(釘煮)・干物などに加工してから冷蔵、または小分けして冷凍する。
時期・特徴
国内分布
沖縄を除く日本各地の沿岸に分布し、砂〜砂礫底の内湾・沿岸域に多い。主要な漁場として、瀬戸内海、伊勢・三河湾、陸奥湾、三陸沿岸、北海道周辺などが挙げられる。
時期
主に食用として流通が多いのは春の稚魚で、漁期は概ね2〜4月頃(地域により前後し、〜5月頃まで)。関西では春の風物詩として「イカナゴのくぎ煮」が親しまれる。
栄養
たんぱく質を含み、脂質にはn-3系多価不飽和脂肪酸(EPA、DHA)を含む。日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の「いかなご/生」(可食部100g)では、たんぱく質17.2g、脂質5.5g、カルシウム500mg、ビタミンD 21.0μg、EPA 570mg、DHA 650mgが示されている。
特徴
細長い体形で銀白色。夜間に潜砂し、夏季に水温が高くなると砂に潜って活動が低下する「夏眠」を行うことがある。稚魚は釜揚げ、しらす状の加工品(カナギチリメン等)、佃煮(釘煮)などに用いられ、成長段階や地域によって呼び名が変わる。
品種・由来
- 品種名:イカナゴ(流通名。成長段階・地域で別名が多い)
- 分類:イカナゴ科(Ammodytidae)イカナゴ属(Ammodytes)
- 学名:Ammodytes japonicus(旧来 A. personatus とされてきたが、系統・分類の見直しにより日本の「イカナゴ」はA. japonicusとされる)
由来
名称の由来は諸説あり、稚魚が「何の魚の子か分からない」ことから「如何なる(魚の)子」とする説、細長い姿を糸に見立てたとする説などが伝えられている。
伝来
日本近海に広く分布する在来の海水魚で、各地の沿岸・内湾で漁獲され、地域の食文化に取り入れられてきた。
歴史背景
沿岸域の重要資源として、稚魚を中心に加工・流通してきた。近年は主要漁場の一部で加入量の低迷が続き、終漁日の設定や操業自粛など資源管理の取り組みが行われている。
備考
成長段階・地域の代表的な呼び名として、稚魚をシンコ(新子)/コウナゴ、小型加工品をカナギ(地域差あり)、成魚をフルセ、カマスゴ、オオナゴ、メロード等と呼ぶことがある(呼称は地域・大きさで混在する)。
日本語キーワード(Canva):
- イカナゴ 生 魚体
- イカナゴ 稚魚 シンコ 生
- イカナゴ コウナゴ 生鮮
- イカナゴ(玉筋魚)魚 単体
- イカナゴ 銀色 細長い 魚
英語キーワード(Canva):
- Japanese sand lance raw
- Japanese sand lance juvenile
- Ikanago fish whole
- Sand lance fish raw whole
- Ammodytes japonicus fish
検索時の注意点:
- 「釘煮」「佃煮」「釜揚げ」「ちりめん」など加工品・料理写真を除外する。・近縁のオオイカナゴ等や、英語圏で別種に当たる “sand lance / sand eel” 写真が混ざるため、日本流通の「イカナゴ(Ammodytes japonicus)」の全身写真(銀白色で細長い体)を優先する。
