選び方・調理法
選び方
【アロエベラ】
葉に厚みがあり、持った時にずっしりと重いもの。表面にハリとツヤがあり、緑色が鮮やかなものを選ぶ。切り口が変色しておらず、みずみずしいものが良い。葉が薄く痩せているものは、可食部(葉肉)が少ない。
下処理
洗浄・カット:よく洗い、使いやすい幅(5〜10cm程度)に筒切りにする。
除棘:両端のトゲのある部分を切り落とす。
皮むき:包丁を寝かせ、緑色の皮と透明な葉肉の間に刃を入れて皮をむく。皮の直下にある黄色い汁(苦味成分のアロイン)が残らないよう、少し厚めにむくのがコツ。
アク抜き:葉肉だけになったら、ヌメリと苦味を取るために流水でよく洗うか、熱湯でさっと湯通ししてから冷水に取る。
保存方法
【保存】
皮付きのまま新聞紙などで包み、冷蔵庫の野菜室で保存する(2〜3週間程度)。切り口はラップで密閉し乾燥を防ぐ。
【冷凍】
下処理を済ませて葉肉の状態にし、カットして冷凍保存袋に入れて冷凍する。解凍後は食感が変わるため、ジュースやスムージー用に適する。
時期・特徴
国内分布
食用アロエベラの国内生産の大部分は沖縄県が占める。次いで静岡県(主にキダチアロエ)、鹿児島県などで栽培される。愛知県などは主に観賞用(鉢植え)の産地として知られる。
時期
通年流通している。生育が旺盛になるのは気温の高い夏から秋にかけてである。
栄養
成分の約99%は水分であるが、ゲル状の葉肉には多糖類(グルコマンナンなど)や、ビタミン、ミネラルが含まれる。
皮の裏に含まれる苦味成分「アロイン(バルバロイン)」には強い緩下作用(下剤作用)があるため、妊婦や体調の優れない人は過剰摂取を避けるか、皮を完全に取り除いて利用するよう留意が必要。
特徴
アロエは数百種あるアロエ属の総称だが、食用として一般に流通するのは大型の「アロエベラ」である。
葉は大きく肉厚で、中に透明で豊富なゼリー状の葉肉(ゲル)を持つ。葉肉自体にはほとんど苦味がなく、無味無臭に近いが、独特のヌメリとプルッとした食感がある。刺身、サラダ、ヨーグルトやデザートの具材として利用される。
品種・由来
- 品種名
- 品種名:アロエベラ(和名:ロカイ/蘆薈)
- 分類:ススキノキ科(ツルボラン科)アロエ属
- 学名:Aloe vera
由来
属名の「Aloe」は、アラビア語で「苦味」を意味する「alloeh(アロッホ)」に由来するとされる。種小名の「vera」はラテン語で「真実の」「本来の」を意味する。
和名の「蘆薈(ロカイ)」は、アロエを音写した中国語読みが転訛したものといわれる。
伝来
日本へは鎌倉時代または江戸時代に伝来したとされる説があるが、一般に普及したのは戦後になってからである。
歴史背景
原産地は北アフリカ、アラビア半島、ソコトラ島などの説がある。紀元前からエジプトやギリシャで薬草として利用され、クレオパトラも美容のために愛用したという伝説が残る。
備考
日本で古くから軒先などで栽培されてきた小ぶりのアロエは「キダチアロエ(Aloe arborescens)」であり、苦味が強く主に薬用や加工用とされる。「医者いらず」の別名も主にこのキダチアロエを指す。食用としてスーパーなどで見かける大きな葉は「アロエベラ」である。
